赤ちゃん筆とは?いつ頃作る?どこで作る?☆

赤ちゃんの誕生に喜び、へその緒や手形足形、赤ちゃんの成長の写真、日記などの大切な思い出・記念品を残すパパやママも多いのではないでしょうか。
その記念品の中の一つに「赤ちゃん筆」というものがありますが、ご存じでしょうか?
私は今までに聞いた事はあるけど、赤ちゃん筆の由来や、どこで作れるのか、いつ頃の髪の毛が良いのか?値段は…?などなど、知らない事だらけでした。
実際に私も赤ちゃん筆をこの夏に作ろうと思っているので、上記のような疑問を調べあげてみました。

赤ちゃん筆とは?

まず、「赤ちゃん筆」とは何か?
赤ちゃんが生まれて初めて切った髪の毛を使って作る貴重な記念筆のことを言います。

筆は赤ちゃんがママのお腹の中にいる頃から、赤ちゃんを守るために生え始める髪の毛「胎毛」から作ります。
この胎毛は赤ちゃんしか持っていないものとなるため、赤ちゃん筆は「胎毛筆」とも呼ばれます。(誕生筆とも呼ばれるようです。)
赤ちゃんの胎毛(髪の毛)は一度もハサミを入れていないため、髪の毛の毛先は柔らかく、細くて繊細です。

一度髪の毛にハサミを入れてしまうと、生まれたままの繊細な毛先では無くなってしまうため、生まれて初めて切った髪の毛を使って赤ちゃん筆をつくるチャンスは、一生に一度だけしかないと言う事になります。

赤ちゃんがお腹の中から持って生まれた貴重な胎毛を、筆として記念に残しておこうと言うのが赤ちゃん筆なのです。
ほとんどの製作メーカーで、筆の軸に赤ちゃんの名前や生年月日を印字できるので、より記念品らしくなります。

中には、実際に書道筆として使えるものもあるみたいですが基本的には一生に一度の記念品として大切に保管しておいて、子どもが成人するときや結婚するときなどに親が子どもへプレゼントすることが多いようです。
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赤ちゃん筆の由来は?

赤ちゃん筆は、「頭脳明晰に育つように」「子供が健やかに成長するように」「字がうまくなるように」と言う願いと、両親の深い愛情が込めらた記念品とされていて、日本や中国では古来からこの伝統文化が続いています。

中国では1,000年以上前の唐の時代からこの習慣は行われていて、この習慣が日本に伝わったのは江戸時代と言われています。

また、他国でもこのように赤ちゃんの髪の毛を残す習慣があり、中世のヨーロッパでは、貴族の間で愛する人(夫や妻、子供)の髪の毛をお守りとしてアクセサリーの中に組み込むと言う、ヘアージュエリー(リングやペンダントなどに加工)の風習があったようです。

日本でも、赤ちゃん筆をモチーフにしたネックレス・ペンダント、ストラップ・チャームなど、 赤ちゃんの髪の毛(ひとつまみ)を預けて手作りしてもらうショップもあるようです。
ベビージュエリー

どこで作ってもらえる?

赤ちゃん筆の製作を行っている専門メーカーは全国にいくつかあります。
自宅や美容院でカットした赤ちゃんの髪の毛を郵送したり、持ちこんだりして作ってもらいます。

美容院の中には、専門メーカーと提携している院もあり、赤ちゃんの髪の毛のカットから製作の申し込み、筆の受け取りまで、その美容院に任せる事ができます。


赤ちゃんが何カ月頃に作る?


赤ちゃん筆を作るのは、髪の毛の量や柔らかさから考えると、生後6カ月から1歳くらいまでが一般的です。
ただ、いつからいつまでに作ると言う決まりはなく、初めて髪を切った時の毛であれば良いので、赤ちゃんの髪の毛の長さや量によって作る時期を考えても良いでしょう。

中には毛量・長さが足りずに、2歳3歳まで待ってしっかり伸ばしてから筆を作るご家族もいるようです。
髪の毛を伸ばしていく上で、前髪が目元にさしかかって邪魔になる場合は前髪をカットしても問題ありません。
その場合は、前髪以外の髪の毛を赤ちゃん筆にするためにしっかり伸ばします。

また、美容院でカットをお願いする場合は、赤ちゃんの人見知りがない時期にカットしてしまうのが良いと言われています。
人見知りの時期にカットをすると、嫌がって泣いてしまうなど、時間がかかったりします。
無理に早くカットしようと思わず、赤ちゃんが家族以外の人と一緒にいても泣いたりしない時期まで待つのもひとつの手だと思います。


赤ちゃん筆を作るのに必要な髪の毛の長さは?その量は?

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赤ちゃん筆を作るためには、長さ5~7cmの胎毛を大人の小指の太さほどの量を用意するといいといわれています。(※メーカーによって詳細な基準は多少異なる場合があります。)

赤ちゃんの髪の毛の量は個人差があるため、カットした髪の毛の量をみてから、筆の大きさを決めることもあるようです。
束ねた量が大人の小指の太さ以上あれば立派な筆になり、束ねた量がえんぴつ大で小筆ができます。

それでも毛量が足りない場合は、再び伸ばした髪の毛や家族の髪の毛、毛筆用の腰毛を芯にして製作します。
赤ちゃんの毛量に対応した筆を作ってくれるので安心ですね。


赤ちゃんがくせ毛の場合は?

赤ちゃんがくせ毛やちぢれ毛の場合、筆が作れるのか心配するママもいます。
(うちの子も襟足などの髪の毛がくるっとなってます。)

くせ毛やちぢれ毛などは、「火のし」という工程によって髪の毛をまっすぐにすることができるので問題ないようです。
また、くせ毛を残したまま筆を作ってくれる専門店もあるようです。

赤ちゃんの髪の毛に白髪があった!

赤ちゃんに白髪と聞くと、驚く方も少なくないかと思いますが、ごくまれに胎毛に白髪が混じっている赤ちゃんもいます。

うちの子は8本くらいこめかみ付近に色素の薄い髪の毛があり、「なんでここだけ白髪なんだろう…。ここだけ栄養が行きとどいていないのかな。」と思っていましたが、実は赤ちゃんの白髪は昔から「福白髪」と呼ばれる幸運の証で、幸せな人生を約束されていると言われているようです。
なので、白髪を見つけたらカットして、赤ちゃん筆に加えてみましょう♪

赤ちゃん筆の値段はどれくらい?

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赤ちゃん筆の値段は、メーカーによって異なりますが、相場としては10,000円前後くらいです。

ただ、筆の太さや筆の材質、桐の箱の有無などのオプションによっても値段が変動し、印字や細工などの注文が多くなると値段があがっていきます。。
中には家紋入りや水牛の軸を使用したり100万円を超えるものもあるそうです。

今では額縁や写真立て、メモリアルボックスとセットになっているものなどさまざまなバリエーションがあります。
お好みの記念品を作ることができるので、ご家族でどういった形で思い出を残すのかを相談してみても良いかもしれません。

製作期間はどれくらい?

製作期間は、一般的には1~2ヶ月です。
オプション加工やオリジナルの細工を施したりする場合は、3ヶ月ほどかかる事もあります。

赤ちゃん筆の作り方

●カットする

美容院もしくは自宅でカットします。
自宅でカットを行う場合は下記の手順になります。

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1、赤ちゃんの髪の毛を手でたばねて、くしでていねいにすき揃えます。

2、すき揃えた髪の毛の根元にくしをさし込み、その上からハサミを入れれば赤ちゃんを傷つけることもなく、きれいにカットできます。

3、カットした髪の毛を(毛先の部分を同じ方向に向けて)集めて、毛がこぼれ落ちないように紙に包み込みます。
または、何箇所かでゴムで結んでそこで結んだままカットするのも良いでしょう。
何箇所かで結んで切って、大人の小指ほどの太さになったら、まとめて紙に包みます。

※カットした髪の毛は長く見えても短いところがたくさん混じっていて、筆にすると案外短くなるようなのでなるべく長めにカットします。
短い所も含めて、できるだけたくさん包みます。

美容院では、赤ちゃん筆を作りたいと伝えれば、そのためのカットをしてくれます。

●専門店(メーカー)に送る
切った髪の毛を専門店に送ります。
申込書などに必要事項を記入し一緒に郵送します。
専門店によってオプションなどの種類もさまざまなので、あらかじめホームページやカタログなどで確認しておきましょう。


まとめ

赤ちゃん筆は、貴重な胎毛で作られるため、作るチャンスはたった一度となります。
子どもにとっては自分の身体の一部でつくられた「お守り」であり、親にとっては生まれてきてくれた喜びや思い出をいつまでも残しておける宝物です。
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赤ちゃんの髪が伸びてきて、そろそろ初めてのヘアカットをしようとかなと言うタイミングで赤ちゃん筆の制作を依頼する方が多いようです。

赤ちゃんの毛量や長さは個人差がとても大きく、生まれて数カ月経っても髪の毛がそれほど生えていない赤ちゃんもいれば、しっかりした毛がふさふさと生えている赤ちゃんもいるので、月齢は気にせず毛量や長さが足りそうになったタイミングで作る事ができます。
髪の量と長さについて、心配な方は美容院や、赤ちゃん筆専門店に相談してみる事をオススメします。

すでに何度か散髪をしてしまって、「胎毛」が残っていないお子さんの場合も、胎毛で作る筆とは手触りや見た目は異なりますが、筆の形にする事は可能な専門店もあります。

赤ちゃん筆を残したほうが良いと言う決まりは特に無いので、赤ちゃんの成長の記録・思い出をどう言った形で残すかをご家族で話し合い、赤ちゃん筆を記念品の1つとして検討してみてはいかがでしょうか☆