赤ちゃんが歯磨きを嫌がる!その理由と対処法

赤ちゃんに歯が生えてきだしたら気になるのが「赤ちゃんのお口のケア」ではないでしょうか。
せっかく生えてきたかわいらしい乳歯は、親としては絶対に虫歯にしたくないですよね。

でも、いざ歯を磨こうとすると嫌がる赤ちゃん。
「出来たら三度の食事の後には毎回お口のケアをさせて欲しい。最悪、寝る前のお口のケアだけでもしっかりとさせて欲しい…。お願い!」
そう思うパパママの気持ちとは裏腹に、赤ちゃんは歯磨きを嫌がって口を開けないだとか、そっぽを向く、最後には大泣きしてしまう…。

そんな状況に直面して、お困りのパパママは少なくないのではないでしょうか。
うちの子供も1歳になる少し前くらいから、歯磨きの時に口をあけてくれないとか、べぇーっと舌を出したり、顔をそむけたりと抵抗するようになりました。

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インターネットで「赤ちゃんが歯磨きを嫌がるときの対策」など検索して調べてみると、「無理矢理歯をみがこうとしちゃいけない。」と書いているけど、周りのママ友は羽交い絞めしたり押さえつけて歯を磨いていると…。
どんな方法が良いのか、私も初めての育児だったので手探りでいろいろな方法を試しました。

経験談をもとにしたこの記事が、赤ちゃんが歯磨きをすんなりさせてくれずに悩んでいるパパママの参考になればと思います。


まずは、赤ちゃんの歯磨きの重要性についてみていきましょう。
万が一、かわいい乳歯が虫歯になってしまったらショックですよね。
それ以上に、赤ちゃんの乳歯の虫歯が永久歯にまで影響を及ぼさないか心配になります。
乳歯を虫歯から守る大切さを、乳歯の特徴を踏まえてお伝えします。

乳歯のケアの重要性について

歯の表面というのは「エナメル質」という、身体の中で一番硬いと言われるものでおおわれています。

しかし、乳歯のエナメル質は大人と比べると薄く、まだ柔らかく、細菌や酸への抵抗力も弱いので虫歯になりやすいのです。
このエナメル質が溶けて虫歯になっていくので、ケア不足や食生活習慣によっては虫歯になりやすいと言えます。

エナメル質の下には「象牙質」という層があり、エナメル質を支える働きをしています。
象牙質の中の「歯髄(しずい)」というところに歯の神経があります。
歯髄や象牙質が、歯の神経を守っているイメージです。

下の図を見ていただくとわかりやすいかと思います。

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赤ちゃんの乳歯の場合は、大人に比べると、エナメル質も象牙質も薄く柔らかいので、一度虫歯になってしまうと神経を抜かないといけない場合もあります。

赤ちゃんの虫歯の特徴についても知っておいて損はないので、下記でご紹介していきます。

●そもそも乳歯は虫歯になりやすい
乳歯は永久歯に比べると虫歯になりやすいです。
それは前述のように、乳歯のエナメル質・象牙質がまだ薄く柔らかいためです。

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また、特に虫歯ができやすい奥歯は表面の溝が細かく深く、奥歯の歯と歯の間などにも食べかすなどの汚れが溜まりやすいかたちをしています。奥歯は歯ブラシも届きにくく、汚れが溜まったまま放置されてしまいやすいので注意が必要となってきます。
歯と歯茎の境目や、前歯の歯と歯の間も比較的虫歯になりやすい箇所になります。

●虫歯の発見が遅くなりがちである
赤ちゃんはまだ自分の思いを言葉にできないので、歯が痛くてもパパやママに伝えることができずに、パパママが虫歯に気づくのが遅くなる場合もあります。
また、乳歯の虫歯は大人のように黒色ではなく、白く変色することが多く、まだ痛みの感覚が発達しきっていない赤ちゃんは痛みも感じにくいようです。
こういったことから、赤ちゃんの歯に虫歯ができていても発見が遅れがちになるというわけです。

●乳歯は永久歯よりも虫歯の進行が早いと言われている
1本虫歯になったと思ったら、あっという間に他の歯にまで広がってしまうケースや、乳歯が虫歯になって歯が溶け始めると、虫歯がすぐに神経まで達してしまうケースも少なくないようです。
これは乳歯の神経が大きいことも関係しています。
大人の虫歯のような黒い虫歯は進行が比較的ゆっくりですが、まだ柔らかくエナメル質・象牙質が薄い乳歯にできやすい白い虫歯は進行が早いといわれています。

乳歯の特徴だけではなく、日々の食生活習慣によっても虫歯の進行スピードに影響がでてきます。
日ごろから甘い食べ物や飲み物をよく口にしている場合は、虫歯の進行を後押ししてしまう可能性があります。


●永久歯も虫歯になりやすくなるなどの悪影響を及ぼす
どうやら「虫歯菌」は一度口の中に入ってしまうと、口の中で増え一生住み続けてしまうようです。
一度でも乳歯が虫歯になってしまうと、そのあと、虫歯になった乳歯の真下(悪い環境)から新しく生えてくる永久歯も虫歯菌に感染し、虫歯になる確率が高くなると言われています。


また、虫歯のよって、根の先に炎症が起こっている乳歯の下に待機している永久歯の形成(一部変色や、生えてくる向き)に影響をおよぼすこともあるようです。
虫歯が神経まで進んで、乳歯を抜いてしまった場合も、その隙間に歯が寄ってきてしまうので、生えてくる予定の永久歯がまっすぐに生えるための十分なスペースを確保できないケースもあり、その場合は歯並びに影響してきます。

<参照:くにたち小児・矯正歯科 | 日本小児科歯科学会認定小児歯科専門医>



赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由(原因)って??

乳歯のケアの重要性については上記のとおり、とても大切なこととなってきます。
では次に、赤ちゃんが歯みがきを嫌がる理由を挙げて行きたいと思います。

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赤ちゃんが歯磨きを嫌がる理由は、いくつか挙げられます。

・歯ブラシが痛い
・口の中を触られるのが嫌
・歯磨きのときの体勢が嫌
・しなければならないという習慣が嫌
・眠たい、楽しくないから嫌
など、赤ちゃんによっても歯磨きを嫌がる理由は様々です。

うちの子供も、自分の意思に反して寝ころばされたり、口の中を触られたりするのが嫌なようで、口をあけなかったり、舌を出したり、歯ブラシを見るとサッと逃げてしまうことが多かったです。

では、今後は上記のような、歯みがきを嫌がる理由に対する対策を見て行きましょう。

赤ちゃんに歯磨きを嫌がられない対策・ポイント

私は、こどもがどうして歯みがきを拒否するのか理由が最初はわからなかったので、順番に嫌がる原因を消去していく事にしました。
まず、
◆「歯ブラシが痛いから歯みがきが嫌い」と言う理由の場合…
使用する歯ブラシを再検討しました。歯ブラシの毛が硬いからもしかしたら痛いのかな?と思い、毛先が細くやわらかい毛の歯ブラシで、ヘッドも小さめのものに変えてみました。
そして、歯ブラシで磨く時の力もいつもより緩めてみました。

ゴシゴシ磨いて歯茎に当たっていたら、大人でも痛いですもんね。
2本の指でペンを持つような感じで歯ブラシをもって優しく磨くように心掛けました。

歯を磨く時はどれくらいの力で磨いたら良いのかな?と思ってインターネットで色々調べてみたら「100~150グラムの強さ」がお勧めされている記事をいくつかみかけたので、実際にキッチンスケールで力加減を計ってみました。

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私の感覚では、「100グラムでも結構スケールを押したな。」と言う意外な感じでした。
力加減を気にし始めてからは、日ごろ、80グラム前後くらいの強さで磨いているかもしれないと感じました。
みなさんも、一度スケールで強さを計ってみてください^^


◆「口の中を触られるのが嫌」と言う理由の場合…
赤ちゃん本人に歯ブラシをもたせてみました。
人に口の中を触られたり、無理やり口を開けさせられたりと言うよりは自分で口の中に歯ブラシを入れる方が良いようでした。
赤ちゃん用の歯ブラシには、赤ちゃん自身が歯ブラシを持って口の中にいれても喉をついてしまったりしないように、安全カバーがついているので安心です。

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こうやって、自分で歯ブラシを口に入れて手を動かすことに慣れてきたら、「上手、上手!」と褒めたり、大人全員で拍手したり、「えらいねぇ、よくできました!」と声を掛けてあげると、すごくドヤ顔で嬉しそうにしました。

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大人の反応や顔色をみたり、褒められる喜びがわかってくると、この方法がどんどんスムーズに行ってきます。


◆「歯磨きのときの体勢が嫌」と言う理由の場合…
知り合いのママには、歯みがきをさせるために、子どもを羽交い締め状態で格闘しながら歯みがきをすると言うママもいます。

うちも、口を開けなかったり、逃げたりなどして、中々歯みがきをさせてくれない時は、いっそ羽交い締め攻撃でもしようかと思うことは多々ありますが、「もしかしたら寝ころんでの歯みがきが嫌なのかな?」と思って、立ったまま歯みがきをする方法に切り替えました。

このような感じで、立ったまま、そして子供には大人の歯ブラシを持たせて「磨きあいっこ」をし始めたら、比較的歯みがきをさせてくれるようになりました。
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(歯ブラシで顔をたたいてきたり、自分の歯ブラシを大人の口に入れてこようとしますが…笑。)

赤ちゃんにはおのおの安心できる姿勢があると思うので、その子その子に合った姿勢を見つけることをオススメします。
ママやパパのひざの間に赤ちゃんの頭を置いて、仰向けに寝かせた方法や、授乳の時のような横抱きの方法など、赤ちゃんが安心できる姿勢を見つけて進めて行きましょう。

◆「しなければならないという習慣が嫌」「楽しくないから嫌」と言う理由の場合…
今までと違った習慣が増えると、慣れるのに時間がかかります。
歯みがきが楽しい習慣と思えるような方法をいくつか試してみましょう。

うちの場合は下記のような方法を試してみました。
お歌を歌いながらの歯みがきだったり、「ゴシゴシ」「シャカシャカ」「クチュクチュ~」と言ったような擬音もつかって赤ちゃんを笑わせながらの歯みがきだったり、鏡を使って赤ちゃん自身が歯を磨いているところを見せたり、ぬいぐるみに歯みがきをしてあげているところを見せたり、歯みがきの絵本を読んだり…。

歯みがきが楽しいものだと思ってもらうには中々時間がかかりましたが、上記の方法が効果があったかなと思いました☆

最後に、
◆「眠たいから嫌」と言う理由の場合…
食事後に何時間も時間が経ってしまうと、赤ちゃんも睡魔に襲われます。
眠たいのに口の中を触られるのは、大人でも嫌ですよね…。
食後は30分、1時間以内くらいには歯みがきを終えるように心がけました。
食後の機嫌の良い時(タイミング)に、親子でスキンシップをとりながら歯みがきをするというのがオススメです。

<参照:医療法人社団 敬友会 くぼくら歯科医院>


赤ちゃんの歯みがきはどの頻度・時間を目安にしたら良いの??

赤ちゃんの歯も大人と同じように、食後は毎回歯みがきをした方が良いのでしょうか。
赤ちゃんの頃は、一日に何回も磨くより、一日に一回、特に夜寝る前の歯みがきをしっかりと行うと良いと言われています。
寝ている間は唾液が減り、虫歯菌が増殖しやすいので、夜寝る前の歯磨きが虫歯予防の効果が高いようです。

では、一回の歯みがきの時間はどうでしょうか。
こちらについては、「一回の歯みがきで何分」と言うような目安は特にもうけられていません。
赤ちゃんによっても、飽きずに歯みがきできる時間は個人差があるので、各々にあった時間内でしっかり磨けると良いでしょう。
うちの子供は1分ももたなかったので、急ぎながらも虫歯になりやすいと言われている部分は気をつけて磨いていました。

<参照:マイナビウーマン 子育て【医師監修】1歳児赤ちゃんの歯磨きの正しいやり方と回数>


乳歯が虫歯になりやすくなる主な原因とその対策


◆歯を磨いていない・磨き残しがある
歯を磨かないと虫歯になってしまうのは当然のことです。
また、歯みがきをしっかりしているつもりでも、磨き残しがあると口内には汚れや歯垢が溜まり、虫歯の原因となってしまいます。
歯みがきをきちんとしているつもりでも、磨き残しがあれば虫歯になってしまいます。

(対策)
赤ちゃんの小さな歯、本数の少ない歯でも、食事の後の歯みがきは必要です。

数本しかはえていない乳歯でも磨き残しは少なくないと言われているので、まだ自分で歯みがきができない赤ちゃんの歯のケアはパパママが磨き残しのないように気をつけてあげましょう。

乳歯はいずれ抜けおちるから、永久歯になってから虫歯予防のケアをしたら良いとお考えのパパママも中にはいらっしゃいますが、前述のように、乳歯を虫歯にしてしまうと、永久歯に影響を与えてしまう場合があります。
健康な永久歯を迎えるためにも、乳歯が生え始めた時期からしっかりと歯みがきをしていくことが大切となってきます。

また、磨き残しの不安があるパパママは、歯医者さんで正しい歯みがき(ブラッシング)の方法を教えてもらうと良いかと思います。
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私も子供(1歳前)をつれて歯医者さんに行きました。実際に子供の口で指導してもらおうとしましたが、大泣きされたので、歯型モデルで教えてもらいました…。

自治体によっては下記のようなおやこ歯科検診無料券サービスもあるので、ぜひ調べてみてください。

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乳歯(歯並び・虫歯・歯石)のチェックをしてもらってフッ素の塗布もしてもらいました。
フッ素をぬることで、歯質を強くしつつ虫歯の原因となる酸への抵抗力も高めてくれるようです。
「ただし、フッ素を塗布したからと言って安心して、歯みがきがおろそかにならないように。」とは言われました。

◆食事やおやつをだらだらと食べる
食事や、おやつ・ジュースなどをだらだらと食べていると、虫歯になりやすいので気をつける必要があります。
食事やおやつは、できる限り決めた回数や時間にあげるようにしましょう。
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(対策)
食事・おやつの回数や時間は決めましょう。
赤ちゃんがおやつを欲しがったり、おやつで機嫌が良くなったりすると、ついついあげてしまいますが、ONとOFFを分けてあげると良いかと思います。
うちの場合は、食事やおやつは、椅子に座ってお食事エプロンもつけて、「いただきます。」をしてからあげると言う習慣づけをしました。

おやつの内容についても、糖分の少ないものや口に食べカスが残りにくいものを選ぶようにしていました。

歯みがきだけでなく、食事やおやつの食べ方などの食生活習慣も赤ちゃんのころからしっかりつけておくと良いでしょう。


まとめ


いかがだったでしょうか??
今回は、赤ちゃんが歯みがきを嫌がる原因と対策を中心として、乳歯の特徴や歯みがきのポイント、食生活習慣の見直しなどもご紹介してきました。

まだ自分で歯の手入れができない幼いうちにパパやママがどのような乳歯ケアや配慮をしたかによって、その子の永久歯にも関連してきます。
乳歯はいずれ抜け落ちるから大丈夫と思わず、かわいい赤ちゃんの乳歯を大切に、日々観察して、虫歯のない歯を残してあげましょう。
乳歯のうちからの虫歯予防をオススメします☆
 

本葉酸HOUSE内の下記のコラムもぜひ参考にしてみてください☆

<参照:葉酸HOUSE 赤ちゃんのお口のケア☆歯みがきはいつから?どうやって?>

<参照:葉酸HOUSE 赤ちゃんの歯に歯石が!虫歯にならないか心配…>