妊娠初期の出血に不安・・・その原因と対処法

妊娠している事がわかって喜んだ矢先、トイレに行ったら出血が!
おりものに混じった少量の出血でも、「お腹で何か異常が起きているのかもしれない」脳裏をよぎるのは「流産」という言葉・・・
妊娠初期は出血する人もいるって聞いてはいたけど、本当に大丈夫なのか誰でも心配になりますよね。
出血に驚きと不安を感じてしまうと思いますが、「安静にしていれば自然と治る、心配のない出血「流産・子宮外妊娠・胞状奇胎など緊急性の高い、気をつけるべき出血があります。
妊娠初期の出血は、正常妊娠でも2割程度の方が経験し、良くある事だと言われています。
ここでは、気になる妊娠初期の出血の原因と対処法についてまとめました。

出血の原因


●着床出血

受精卵が着床したことに伴う出血です。つまり妊娠した直後、生理予定日あたりに少量出血があるので、生理と見分けがつきにくいといわれています。
こちらは短期間で終わるので心配はいりません。

●切迫流産

妊娠22週未満に起こり、赤色・茶褐色の出血が見られます。
流産の可能性を下げる為、病院でお薬(デュファストンやダクチル等)をもらう事もあります。
※デュファストン;女性ホルモンの働きが十分でない時に起こる症状(流早産など)を改善
※ダクチル;消化管や子宮の過剰な運動や収縮を抑え、流早産などのお腹のはりや痛みをやわらげる

出血しても胎児心拍がしっかりしていれば妊娠を継続できるケースがほとんどです。
もし出血量が増えたり、鮮血が見られる、腹痛を伴う場合は注意が必要です。
自己判断ではなく、早めに病院で診てもらいましょう。
妊娠初期の出血
●絨毛性出血 妊娠初期は胎盤が形成される時期であり、絨毛膜下血腫とは妊娠5週~妊娠20週頃に起きる出血です。
絨毛が子宮内膜に根を張っていく事で子宮が胎盤と一体化します。この過程で血管が破れたり、子宮と胎盤の密着部がはがれたり、絨毛と子宮内膜の間にできた血の塊が子宮の外に排出される際に、茶褐色の出血が起こります。
出血は数日~数週間続く事がありますが、妊娠初期には良くあることで、これが流産に繋がる事はほとんど無いようです。
ただし、出血が続き腹痛が治まらない時は、切迫流産の可能性が考えられるので、すぐに医師の診察を受けてください。

●膣炎・膣びらん(膣部のただれ)

妊娠中はホルモンバランスの影響もあり、膣炎になりやすくなっています。
妊娠4週~妊娠15週におきやすく、子宮の入口が赤くただれている状態の事です。
こちらは子宮内からの出血ではないので、腹痛の症状はなく、おりものに少量の出血が混じる事が多いです。

●子宮頚管ポリープ

子宮頸管ポリープは、子宮頚部にできるいぼ状の腫瘍の事で良性と言われています。
内診や性交渉の少しの刺激でポリープから出血してしまうこともあります。
痛みが無い無症状の物ですが、早産の危険があると診断された場合には切除手術する事があります。

●子宮外妊娠

妊娠反応に陽性が出たのに子宮内には何も見られず、受精卵が子宮内膜以外のところに着床し、発育してしまうことを子宮外妊娠と言います。
これは、妊娠初期の出血で最も注意が必要です。
受精卵が卵管に着床した場合、大きくなると卵管流産や卵管破裂を起こす可能性があり、卵管が破裂し大出血を起こすと、大量出血・激しい腹痛・ショック症状など母体の命にかかわる場合もあります。

●胞状奇胎

胞状奇胎は約500人に1人の割合で発症すると言われています。
絨毛組織が異常を起こし、妊娠した子宮内にぶどうの房のようなつぶつぶが多数存在する絨毛性疾患の1つです。妊娠の継続は難しく、絨毛ガンになってしまうリスクがあります。
胞状奇胎は茶色のおりものや少ない出血が続き、下腹部に痛みを伴い、手術が必要となります。

まとめ

出血が鮮血の(茶色から赤やピンク色に変わった)場合、大量出血、激しい腹痛、お腹の張りの場合は切迫流産の可能性が高いので、すぐに病院へ行きましょう。
妊娠初期の出血1
そして、医師には「出血量」「色」「いつから」「頻度」「腹痛の有無」「その他の不調」を伝えましょう。
早めに気づく事で妊娠を継続する事できる・身体への負担を軽減できるので、迷わず病院に連絡して相談し、無事に安定期を迎えられる様にしましょう。