双子が欲しい☆でも双子を妊娠する確率って?

私は妊娠を計画した時、「双子が良いな~♪」とひそかに願っていました。
友人の赤ちゃんも双子ちゃんで、おそろいのお洋服を着て並んですごくかわいいかったので、双子ちゃん羨ましいなと感じていました。

でも双子って確率で言うとどれくらいなのでしょう?
今回は、双子ができる確率、しくみや一卵性双生児と二卵性双生児の違い、双子を妊娠出産するリスクなどについてご紹介していきます。

双子ってどのようなしくみでできるの?

双子と聞くと、同じ日に生まれてくるとか、そっくりの容姿で生まれてくるというイメージが強いですよね。
ですが、「双子」は同時期にお母さんのおなかの中で育った赤ちゃんの事を指すようです。

双子の仕組みは「一卵性双生児」「二卵性双生児」と2パターンあります。
まずは、一卵性双生児と二卵性双生児の違いをご紹介していきます。

◆一卵性双生児
一卵性双生児の場合は、受精卵・胎盤は1つです。
この、1人の赤ちゃんとなる1つの受精卵が、成長(細胞分裂)する過程でなんらかの原因で偶然2つに分裂してそれぞれが成長し、それが双子となります。
1つの受精卵から成長したので、基本的に同じ遺伝子情報で、性別も同性のケースがほとんどという傾向にあります。
容姿は似ていて、血液型も同じケースが多くなります。

まったく同じ卵子と精子からできているので、一卵性双生児は、性別や血液型が同じで、顔つき、体つきもよく似ています。よく「見分けがつかない」といわれる同性の双子の場合は「一卵性双生児」のケースが多いでしょう。
受精卵が成長する過程で、どうして2つに分かれて双子になるのかのメカニズムについては、まだはっきりとは解明されていないのが現状です。

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2.二卵性双生児の場合
◆二卵性双生児
二卵性双生児はそれぞれ受精した2つの受精卵(別々の卵子と精子が受精したもの)が、同時に着床に妊娠が成立し、そして成長していきます。
通常であれば1つずつ排卵するはずの卵子が、何らかの影響で2つ同時に排卵し、それぞれが別の精子と受精して受精卵となったということです。

二卵性の場合は、一卵性の場合とは異なり2人の赤ちゃんのDNAは違うものなので、生まれた日が同じ・一緒に生まれてくるということだけで、遺伝的には通常の兄弟や姉妹の関係と同じと言われています。いわば、兄弟姉妹がたまたま一緒に産まれてきたようなものです。
容姿もそっくりとまではいかず、血液型も性別も異なる場合があります。

こちらもなぜ二つの受精卵が産れるのかのメカニズムは具体的に解明されていませんが遺伝や不妊治療などの影響もあると考えられています。
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双子が生まれる確率は?

日本は、他の国と比べると双子の妊娠(多胎妊娠)が少ないと言われています。
世界の平均では自然の双胎は妊娠80組に1組(1.25%)と推定されていますが、日本では自然の双胎妊娠は150~160組に1組(0.6~0.7%)と言われています。
1%に満たない数字なので、そう思うと、自然妊娠で偶然からの双子を妊娠するということは奇跡に近いような気がします☆

現在は不妊治療の多胎妊娠が増えてきており、2004年の日本の統計では、双胎妊娠は80~90組に1組、と1%を超えてきているとのことです。
参照:聖隷浜松病院 総合周産期母子医療センター ふたごのお話<双胎妊娠:これだけは知っておいて!>


厚生労働省の統計データでも複産の年次推移が確認できます。
2009年までのデータになりますが、これ以降は不妊治療などの影響で双子の割合も増えて行っているのではないでしょうか。
(後に、不妊治療と多胎妊娠の関係について記載していきます。)

参照:平成22年度「出生に関する統計」の概況 人口動態統計特殊報告 2 出生動向の多面的分析 (3) 単産-複産の種類別にみた出生

双子が生まれやすいケースや方法、体質は関係あるの?

双子を妊娠しやすいとされるケースは下記のようにいくつかあります。

◆不妊治療による高度生殖医療
(排卵誘発剤、体外受精/顕微授精)
・排卵誘発剤の使用
排卵誘発剤とは、生理不順で排卵日を特定するのが難しい場合や、自然排卵では妊娠しにくい(卵巣から排卵がなかなか起きない)場合などに使用されるようです。
この排卵誘発剤の使用によって、多数の卵が卵巣から飛び出ていき双子や多胎になるケースがあります。

・体外受精では、多くの卵を採取し、その卵と精子を人工的にかけあわせて受精卵にします。
そして、この受精卵を子宮にもどし着床させます。
妊娠率を上げるために、この受精卵(胚)を2個~5個子宮へもどす二段階胚移植法と言う方法が行われていることから多胎妊娠となりやすいと言われています。
近年では、体外受精・顕微授精で受精卵を子宮へもどす数の制限(双子の出産はそれなりのリスクを伴うため)が開始され、制限前に比べると多胎妊娠の確率は減少してきたようです。

◆高齢出産
女性は年齢が上がるにつれて、妊娠する確率や卵子の質は低下していきますが、実は高齢出産の場合、双子を妊娠する確率が上がると言われています。
高齢出産の場合は、より多くの卵を作ろうとし、一度にいくつかの卵を排卵する可能性が高くなるためです。
排卵誘発剤を使わなくても、自然に卵がいくつか出てくるケースがあるというわけですね。

高齢出産とは:日本産婦人科学会では「35歳以上の初産婦」を高齢出産と定義しています。
以前までは30歳以上の初産婦が高齢出産とされていましたが、現在は女性の社会への進出や、30歳以上の初産婦の増加などによって年齢が引き上げられました。経産婦の場合は40歳以上を高齢出産と定義されています。

◆体質(家系)
排卵が一度に複数個起こる体質の方や、家系(特に母方)に双子がいる場合は、双子を妊娠する確率は上がるといわれています。
また、経産婦(2回以上出産経験のある女性)の場合も、多排卵とかかわりのあるホルモンが出産回数によって上昇する傾向があるため、双子を妊娠する確率は若干上がるといわれています。

身体的特徴としては、長身の方であったり、痩せ気味よりは太り気味の人の方が双子の妊娠率が高いと言う説もあり、確かに私が切迫早産で入院中に同じ病室に入院していたママ(身長166cm)も双子の出産だったなあと。しかしこちらは根拠は不明確です。


参照:花林レディースクリニック 女性の医学 お悩み8:双子はどうしてできるの?

参照:多胎妊娠外来について| 国立成育医療研究センター


双子の妊娠・出産のリスク

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双子の妊娠や出産は喜びも大きいですが、胎児が1人のときよりも母子のリスクが高いといわれています。
どんな出産にもリスクはつきものですが、双子の妊娠の場合は、つわりが重いケースもありますし、「妊娠糖尿病」「妊娠高血圧症候群」「HELLP症候群」「子宮内胎児発育遅延」「胎児形態異常」「血栓症」などのリスクも普通の妊婦さんに比べて高いようです。
妊娠高血圧症は、子宮が大きくなっていくにつれて、血流が増加し、心臓など循環器への負担が大きくなることで血圧が上昇します。
また、「早産・切迫早産」のリスクも高くなります。お腹に2人の赤ちゃんがいるので、その重みなどで子宮頚管が短くなったり子宮口が開き始めるなど早産、切迫早産のリスクがあります。


私が切迫早産で入院していたときの同じ病室のママは、お腹に双子の赤ちゃんがいて、そのママの場合は「赤ちゃんの体重差」で入院をしていましたが、隣の部屋の双子のママは子宮頚管が短くなっていて入院していたようです。
同じ部屋の双子のママは出産日を決めていて、経膣出産でお産をされましたが、産後は赤ちゃんは2人とも2週間くらい保育器に入っていま
した。
このように低出生体重児として生まれることも少なくありません。
双子を出産するにも上記のようなリスクが伴いますので、細心の注意が必要となってきます。

さらに、出産が無事に終わったー!と思ったら、次は子育てが待っています。
双子の子育てはいきなり2人分ですので、ママはバタバタです。
同じ部屋に入院していた双子のママは授乳は両方のおっぱいで同時にあげていると言っていましたが、これもなかなかハードですよね。
もし母乳があまりでないママ(私もあまりでませんでした)だったら、哺乳瓶2つ…?
哺乳瓶を2人の赤ちゃんに同時に??パパやおじいちゃんおばあちゃんがそばにいてくれるタイミングならまだしも、ママ1人での授乳は想像するだけで大変そうです。離乳食に進むとなおさらですよね。
おむつ替えも2倍ですし、お出かけの荷物も2倍…。
そもそも、産後の退院時に荷物を抱えて、首の座っていない2人の赤ちゃんを連れて帰るのも、まあまあ大変そうでした。

周りから見ている分にはかわいい双子ちゃんですが、実際に子育てとなると、慣れないママはめまぐるしく奮闘しないといけないかもしれませんね。

妊娠を計画したときに「あわよくば双子を…♪」と思った私は、あさはかでした。
一人の赤ちゃんの子育てでも「結構大変だなぁ」と感じる時があるので、双子だったら家族の手助けがないと自分一人では難しかっただろうなと感じました。


まとめ

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以上、双子ができる確率、しくみや一卵性双生児と二卵性双生児の違い、双子を妊娠しやすい体質・ケース、双子を妊娠出産するリスクなどをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

双子を妊娠しやすい体質やケースがあるといわれていますが、双子の妊娠がすごい確率・すごい偶然ということがわかりましたね。
街で双子ちゃんを見かけるとかわいいな~とあこがれの目で見てしまいます☆

上記に記載したように、双子の妊娠・出産はリスクが高いですが、双子の妊娠を望む方や、不妊治療などで双子の可能性が高くなる方、妊娠中のママはリスクも念頭に入れて、少しでも安心なお産ができるように、まわりへのサポートを依頼したり、ドクターへの相談などをしていかれると良いと思います。