赤ちゃんが歯ぎしり?その原因は?

ある日、赤ちゃんの口元からキリキリ、ゴリゴリなどと言った音が鳴っていて驚きと不安を感じたパパママもいらっしゃるのではないでしょうか。

実は私の子供も10カ月のころ(下の歯が2本、上の歯が1本、もう1本の上の歯は歯ぐきからうっすら白く見える程度)に歯ぎしりをし始めるようになりました。
うちの場合は、子供が起きていて、ハイハイやお座りをしたりウロウロと動いていた時に「コリコリ、キリキリ」と子供のいる方向から聞こえてきたので、最初は歯ぎしりとは気づきませんでした。
まさか赤ちゃんが歯ぎしりするなんて思ってもいないし、さらに起きているときに歯ぎしりと言うイメージもなかったので。

でも良く聞くとやはり口元から音が、良く見ると口の中にはなにも入っていない。
「これは歯ぎしりだ…。」と気づいたときは歯ぎしりをやめさせようと思って、子供の口の中に自分の指を入れてみたりしましたが、指を振り払ってまた歯ぎしりを続けていました。

寝ている間に歯ぎしりをする赤ちゃんもいれば、起きて遊んでいるときに歯ぎしりをする赤ちゃんもいると言うことを、この時に初めて知って驚きました。
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歯並びに影響が出たり、やわらかい乳歯が削れたりしないのか心配だったので(あと、赤ちゃんの歯の黄色い歯石も数日前から気になっていたので)、歯医者さんへ相談にいったところ、「赤ちゃんの歯ぎしり」の原因や対処方法を教えてくれました。

今回はそんな経験をもとに、赤ちゃんの歯ぎしりについて記載していこうと思います。
(赤ちゃんの歯の歯石については、次回ご紹介していきます。)

赤ちゃんは歯ぎしりするもの?

歯ぎしりと聞くと、大人が睡眠中にしてしまうもので、割とストレスを抱えた人が歯ぎしりをしてしまうというイメージを抱いている人も多いかもしれませんが、実は赤ちゃんにも見られる現象なのです。
赤ちゃんが歯ぎしりをするなんてなかなか想像できませんが…。

歯ぎしりは、赤ちゃんが眠っているあいだや起きているときに、ギリギリと上下の歯をこすりあわせたり、上下の歯をカチカチとかみ合わせてみたり、ぐっと歯をくいしばったりという行動が見られます。
うちの子供はギリギリとこすり合わせるケースでした。

乳歯が生えてき始めた赤ちゃんが歯ぎしりをしても問題ないのか心配になりますが、歯ぎしりをする赤ちゃん(および幼児)は、10%から20%といわれているようで、特にめずらしいことではないようです。

歯ぎしりを始める時期は?

歯ぎしりを始める時期としては、歯の生える時期の個人差もありますが、一般的には乳歯が生えてき始めるは生後6カ月前後あたりから、上下の歯が生えてくる生後8カ月から生後10カ月くらいの時期に始まることが多いようで、特に上下の乳歯が生え始めた頃から歯ぎしりを始めるケースが多いようです。

歯ぎしりの時期は、歯が生えはじめる時期や、歯の生え方によって変わってくるものなので、上記はあくまで目安となります。

みんな歯ぎしりするのかなぁと思って、子供が同い年のママ友(切迫早産で入院中に同じ病室だったママ達なので、赤ちゃんが生まれる時期も1カ月違いくらい)や保育園のママ友にも聞いてみました。
Aさんのお家の赤ちゃんはもうすでに歯が上下各4本(合計8本)生えていて、起きているときもギリギリを歯ぎしりしているとのことで、Bさんのお家の赤ちゃんは上下各2本(合計4本)が生えていて立派に歯ぎしりしているとのこと、Cさん・Dさんのお家の赤ちゃんも歯ぎしりをすると言っていました。
Eさんのお家の双子ちゃんは、まだ下2本しか生えていないので歯ぎしりはしないと言っていました。


みんな11カ月前後で、成長のスピードもまちまちなんだなぁと感じました。
(ちなみにAさんの赤ちゃんは歯は8本生えているけど、ハイハイまで行かずズリハイと言っていました。)
こうやって聞いていると、歯ぎしりをするかどうか聞いたときに私の周りでは上下の歯が生えている赤ちゃんは全員歯ぎしりしたとの回答でした。
意外と歯ぎしりをする赤ちゃんが多いんですね。
10%や20%よりもっと多いのでは?と思ってしまうくらいです。

では、赤ちゃんはどうして歯ぎしりをするのか、その原因についてみていきましょう。


歯ぎしりを始める理由は?


赤ちゃんの歯ぎしりの原因は?赤ちゃんが歯ぎしりをする理由
乳幼児期の歯ぎしりは、ほとんどが一時的なものであり「成長のステップ」として考えられています。
歯医者に連れて行って相談してみると、「大人が歯ぎしりする原因とはまた違っているので、あまり心配しすぎる必要はないですよ。」と言われました。

赤ちゃんが歯ぎしりをする理由・原因にはさまざまなことが影響・関係していますが、主に、新しく生えてきた歯を確かめたりしているというのが理由となっているようです。
次に生えてくる歯のスペース確保や位置調節のためだったり、かみ合わせを整えるため、あごの力をつけるために無意識に行っていることなので、特に心配はいらないと言われています。

赤ちゃんが歯ぎしりをする理由を具体的にみていくと下記が挙げられます。

◆歯(口の中)のむず痒さのため
赤ちゃんは、歯が生え始める時期に歯茎にむずがゆさや違和感を感じていて、それが歯ぎしりの原因となることがあります。
歯ぎしりをしてそのむずがゆさや違和感を緩和(解消)させようとしているケースです。
そういえば息子も10カ月頃(歯が下2本、上1本)は歯がかゆいのか、よだれかけをかんだり、人をかんだりしていました。
私も腕をガジガジ噛まれて、翌日は青アザになっていたこともありました…。

◆歯や顎の位置を確認するため
これから生えてくる歯の位置や顎の位置、噛み合わせの感触などを確認するという目的もあるようです。
これは本能的に行っていることで、お口の中(歯)の成長には大切なことです。
こう言うふうに、無意識に自分で歯の調整をしているなんて、赤ちゃんってすごいなぁ…と思いました。
小さい口の中に乳歯20本すべてを整えるために歯ぎしりをやっていたんだなぁと思うと、息子が余計に愛らしく思えました☆

◆かみ合わせなどの調整や歯の使い方の練習のため
赤ちゃんは、歯ぎしりによって歯並びや歯のかみ合わせを整えたり、上下の歯をこすり合わせたり噛んだりすることによって、歯の使い方・咀嚼の方法を確認・練習しています。
赤ちゃんにとっては、食べ物を口の中ですりつぶしたり細かくしたりする「咀嚼」も初めてのことなので、こうやって練習しているわけです。
歯ぎしりによって、歯の存在や形・硬さなどを確認し、上下左右いろんな動きをしてみることで歯の使い方の練習をしています。

◆あごの筋肉を鍛え、噛む力をつけている
歯ぎしりを繰り返すことによって、あごが刺激され周囲の筋肉が鍛えられてきます。
いろんな動きをためしてみることで、少しづつ噛む力もついてきます。
赤ちゃんの歯ぎしりはあごの筋肉を鍛え、噛む力を付けるトレーニングの意味合いもあります。


大人の歯ぎしりとは違う?


大人の歯ぎしりは、ストレス性や心因性のもののケースが多いので、赤ちゃんの歯ぎしりに気づいたパパママは、「赤ちゃんがなにかストレスを感じているのかもしれない!」と心配になるかもしれません。

しかし、赤ちゃんの歯ぎしりの原因はストレスなどの精神的な要因によるものはほとんどないと言われています。
大人と違って、赤ちゃんの歯ぎしりの多くの場合が、基本的に成長のステップによるものであって自然に起こることです。
歯ぎしりは、赤ちゃんの歯が生えそろってくると、やがて歯ぎしりをしなくなってきますので心配はいりません。

では、その歯ぎしりはいつ頃まで続くのでしょうか?


いつまで歯ぎしりするの?


赤ちゃんの歯ぎしりは、歯の生えはじめ頃から始まり、歯ぎしりをする理由・原因は、上記のような歯の成長のプロセスであったり、歯のむず痒さの解消のためでもあるので、歯が生えそろってくると歯ぎしりをしなくなってきます。
歯の生え方や本数に個人差はあるので目安ではありますが、一般的に2歳半くらいまでには、歯ぎしりの頻度は減っていくケースが多いです。
赤ちゃんの歯ぎしりは一過性のものなので、自然と卒業できるものです。

しかし、2歳半以降になっても歯ぎしりが治まら無さそうな場合は、何かストレスを感じている可能性もあります。
日頃の生活環境が変わった(例えば保育園に入った、弟妹ができた、引っ越しをした、パパが単身赴任になったなど)、歯ぎしりを無理やりやめさせられているなどの心理的な理由で歯ぎしりを続けているのかもしれません。

歯ぎしりがいつまでも続く場合は、スキンシップを取る、赤ちゃんと向き合う時間を増やす、ストレス要因を除くなど、赤ちゃんのストレスを緩和させてケアしてあげるようにしましょう。
乳歯が生えそろっても歯ぎしりを続けると、乳歯がすり減ってしまったりなどのリスクも出てきますので、心配な場合は歯医者に診てもらうようにしましょう。


歯ぎしりをやめさせたいときの対策は?


赤ちゃんの歯ぎしりは一過性のもので生理的な現象なので、基本的には放っておいて良いとは言え、パパママとしてはやはり気になりますよね。

そんなときは下記のような対策を試みてください。
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◆歯がためやおもちゃを使う
歯がため、おしゃぶり、ガラガラなど、お口に入れて噛んでも問題ないおもちゃを持たせて、歯がこすれたり削れたりしないようにしてみましょう。
歯が生え始めでむずがゆいときなどに、赤ちゃんの歯のサポートをしてくれるおもちゃで遊ばせてみましょう。

◆お口のマッサージを行う
これは歯医者さんに教えてもらいましたが、口周りをマッサージすることで歯ぎしりがおさまる場合もあるとの事でした。
マッサージを行う箇所は、頬・口周り・唇・歯ぐきで、膝枕をしながらスキンシップも兼ねて、やさしく指の腹でくるくるとんとんとマッサージしてあげると良いようです。

自宅でお口マッサージをしてみたら、気持ちよさそうにしていましたし、唾液の分泌も増えました。
口周り、あご、耳下には唾液腺・顎下腺・耳下腺もあるので、そこもくるくる優しくマッサージしました。
以前記載した、マッサージも参考にしてください☆
参照:赤ちゃんのお口のケア☆歯みがきはいつから?どうやって?/葉酸HOUSE

上記のような歯ぎしり対策をご紹介しましたが、どうしても気になるからと言って、無理に眠っている赤ちゃんを起こして歯ぎしりをやめさせたり、私がやってしまったみたいに自分の指を赤ちゃんの口に入れて歯ぎしりをとめるなどはやめましょう…。

歯ぎしりは本能的な行動・成長のステップなので、あまり心配せず、成長を温かく見守りましょう。

歯ぎしりは乳歯に影響を与える?

基本的にはあまり心配する必要はないと言われている赤ちゃんの歯ぎしりですが、時には乳歯に影響を与えるケースもあります。
下記のような影響が挙げられます。

◆乳歯のすり減り・削れ・欠け
歯神経の炎症の原因にもなるようです。
歯が欠けた部分は虫歯になりやすい場合もあります。欠けた歯が口の中を傷つける可能性もあります。

◆歯並び・あごの発達への影響
歯並びや、次に生えてくる歯のスペース確保の意味合いをもつ歯ぎしりですが、長い間、強く歯ぎしりを続けていたりなどすると、歯並び(かみ合わせが悪い・受け口・出っ歯など)に影響を与えてしまう場合もあります。

◆歯の痛み
歯ぎしりをすることで歯に負担がかかり、歯の痛みを感じる場合があります。

◆歯茎からの出血
赤ちゃんの歯ぐきから出血と言うとイメージがわきづらいですが、歯ぎしりによってやわらかい口内が傷つき、出血しまう場合があります。

もし、上記のような異常に気付いた場合は、歯医者さんを受診することをオススメします。



まとめ


以上、今回は赤ちゃんの歯ぎしりについて、原因や対処法、歯医者を受診したほうが良いケースなどをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか??

最初に歯ぎしりに気づいたときはびっくりして焦りましたが、まわりのママ友や歯医者さんに色々聞いたりして「歯ぎしりをする赤ちゃんは、私のまわりでも意外と多いんだなぁ…。」と思い、少し安心したのを覚えています。
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赤ちゃんの歯ぎしりについては、前述のとおり、一過性のもので成長過程で起こりうる事なので、そこまで心配しなくても問題がないケースが多いと言われています。

歯が生えそろったあとでも、歯ぎしりがおさまらない場合や、歯の異常に気付いた場合は歯医者さんに相談しましょう。

無理に歯ぎしりをやめさせようとせず、赤ちゃんの様子を日々観察しながら、成長の証と思って見守っていきましょう。