赤ちゃんの目の充血、原因は?受診した方が良い場合は?

ふと赤ちゃんの顔をみると目が赤い…。
どうして充血したんだろう?目をこすってしまったのかな?
いつまでも赤みがひかない場合は病院にいった方が良いのかな?

赤ちゃんの目の様子がいつもと違うと、何か病気かもしれないと心配や不安になりますよね。
赤ちゃんの目が充血するのはそう珍しい事ではないですが、病気のサインの場合もあります。

今回は、赤ちゃんの目が充血する原因と、受診した方が良い充血のケース、充血を悪化させない・緩和する対処法をご紹介します。
赤ちゃんの目が充血してしまった場合に参考にしてみてください☆


そもそも充血ってなに?

白目の表面の近くには細い血管(毛細血管)が通っています。
その毛細血管が浮き出る(拡張する)ことによって目が赤く見える症状を充血と言います。
白目の部分がまだら模様に赤く充血している場合には、毛細血管が切れて出血している状態です。
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この毛細血管は、外的刺激や興奮するなどのちょっとしたことでも切れやすいものです。
毛細血管は切れてもすぐに新しく作られるので、充血してもそう心配する事はありません。

しかし、充血にあわせて、かゆみや痛み、目やにが多く出るなどといった症状がある場合には、なにか病気がかかわっていたり、目が炎症を起こしている可能性があるので病院を受診をしましょう。


実は赤ちゃんの目は充血しやすい!

大人に比べると、赤ちゃんの目は充血しやすいです。
赤ちゃんは目の角質層の保護機能はまだそれほど強くないという事と、赤ちゃんは自分自身で目をこすってしまったり、直接触ってしまう事もあるからです。
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うちの子も眠たいときは目をこすったり、顔を大人の身体やお布団などにこすりつけます。
このように目をこする事で、赤ちゃんの目に傷がついたりばい菌がついてしまったりします。
それが目の充血の原因ともなります。


赤ちゃんの目が充血する原因はなに?

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◆外的要因(目をこする・逆さまつげ)
眠気や目のかゆみを感じて目をこすってしまう事で充血します。
軽くこすって充血したものであれば、数日で目の赤みはおさまってくるので心配いりません。

また、赤ちゃんの頃はまぶたに脂肪が多くついているのでまつげが内向きになりやすく、逆さまつげ(睫毛内反)の状態になる事も珍しい事ではありません。
逆さまつげによってまつげが眼球に当たってしまっている場合は、かゆくて目をこすってしまいます。
逆さまつげは成長とともに自然と治っていくものなので、こちらもそれほど心配はいりません。

もし、充血や目やにがひどかったり、なかなか治らない場合は、病院を受診し点眼薬をもらうと良いでしょう。


次に病院を受診した方が良い場合をご紹介します。

赤ちゃんは、ちょっとした変化や刺激によって身体に異変が現れる事があります。
赤ちゃんの目が充血している事に気が付いたら、目以外の部分に何か異変が起こっていないかを確認してください。
と言うのも、病気が原因で白目が赤くなることがあるからです。
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まずは、目やにが出ていないか、まつげが目に当たっていないか、涙の量が多くないか、熱はないか、のどの腫れはないか、湿疹などは出ていないかを調べ、一時的な眠気で目をこすってしまっただけなのか、その他に病気の可能性はないかを判断します。


◆感染性結膜炎
結膜炎の原因には、大きく分けて、細菌による感染と、ウイルスによる感染があります。
結膜炎は充血に加えて、涙が多かったり、黄色い目やにが出たり、ゴロゴロしたり、かゆみなどの症状が現れます。

・細菌性結膜炎
細菌性結膜炎は、インフルエンザ菌や肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などが原因で、白目と結膜(まぶたの裏側を覆っている半透明な膜)が炎症を起こす病気です。

・ウイルス性結膜炎
アデノウィルスなどのウィルスが原因で起こります。
アデノウイルスは感染力が強く、人から人へと感染することがあります。
「はやり目」や「プール熱」もアデノウイルスによる感染性結膜炎です。
※プール熱の場合は、発熱・のどの痛みなどの症状が現れます。
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参照:感染性結膜炎・感染性角膜炎 – 目の病気百科|参天製薬


◆感染はしない結膜炎
・アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は花粉やカビ、ダニ、ペットの毛、チリ、フケ、ハウスダストなどのアレルゲン(アレルギー反応を起こす物質・異物)が目に触れて起こる結膜の炎症です。
目の充血の他に、目やに、目のかゆみ、涙目、まぶたの腫れ、ゴロゴロした異物感などが現れます。

また、アレルギー性鼻炎を併発し、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状を伴うケースも多いです。
赤ちゃんでも花粉症になるので、くしゃみや鼻水とともに、つねに目がかゆそうなしぐさをしていたら花粉症も疑ってみましょう。


◆麻しん(はしか)
麻しんは、ウイルスの感染が原因で起こります。
空気感染や飛沫感染などで感染する、非常に感染力が強く、赤ちゃんの場合は重症化してしまうケースもあるため注意が必要となってきます。

麻しんは予防接種を受けていない状態で感染してしまうと、充血や目やにの他に、発熱(高熱)や咳、鼻水の症状が現れます。
赤ちゃんへの麻しんの予防接種は1歳から受けることができますが、それまでに感染してしまう場合もあります。


◆川崎病(急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群)
川崎病とは、4歳以下の赤ちゃんがかかりやすいと言われる急性の全身の血管に炎症が起こる病気です。
日本では年間で1万人以上の乳幼児が川崎病にかかりますが、その原因はいまだ特定されていません。

川崎病の症状には目の充血以外に、発熱(5日以上続く)、発疹、首のリンパ節の腫れ、手足の腫れむくみ、手のひら足の裏が赤くなる、舌・唇が赤くなるなどの症状があります。

参照:川崎病のはなし国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス


◆鼻涙管閉塞症(びるいかんへいそくしょう)
鼻涙管と言う、涙が鼻の奥へと流れる管(通路)が詰まっている(細くなっている)状態の病気です。
通常、涙は目頭の上下にある孔を通って鼻腔へ流れるようになっていますが、この鼻涙管が細くなったり詰まってしまうと、涙があふれて常に目が潤み(涙目)、特に朝に目やにが増えます。

参照:日本眼科学会 眼瞼や涙器の病気

赤ちゃんの鼻涙管は、ママの妊娠中に開通する事がほとんどですが、生まれた時点で開通していない先天性鼻涙管閉塞症のケースもあります。
後天性のケースもあり、その場合は結膜炎やひどい鼻炎などが原因で起こってしまいます。



赤ちゃんの目が充血した時の対処方法

赤ちゃんは目のかゆみや違和感をうったえる事ができませんし、目がかゆい時に目をこするのを我慢する事もできません。
赤ちゃんが目をこすったり、かいたりする仕草に気づいたら、赤ちゃんの目の状態を確認してあげてください。

また、赤ちゃんが目をこするときに直接目を傷つけてしまうこともあるので、これ以上充血を悪化させないように、赤ちゃんの手を清潔に保ち、爪も短く切るようにしましょう。
もちろん、赤ちゃんだけでなくご家族も手指を清潔に保つようにしましょう。

目やにが多いときは、ガーゼやタオル、清浄綿などをぬるま湯に浸して絞ったもので目やにを優しく取り除きます。
このとき、一度目やにをぬぐった(肌に触れた)ガーゼ(清浄綿)部分は再び使用せずに、折り返して新しい面を使うようにしてケアしてあげましょう。
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赤ちゃんの目が充血したときは何科を受診したら良い?

赤ちゃんの目の充血の場合は、小児科に行くべきか眼科に行くべきか悩んでしまいますよね。実際に私も迷いました…。

この場合は、症状によって小児科・眼科を判断します。
目の充血に加えて、目やに、発熱を伴ったり、のどの腫れ、湿疹などの症状が出ている場合は小児科を受診、目の充血や目やに、涙目などの目の症状が出ている場合は眼科を受診すると良いでしょう。

うちは目の充血の以外に、痰がからんだような咳(風邪)が気になったので、私の母に小児科に連れて行ってもらったのですが、母は咳の方に気をとられ過ぎて充血の事をすっかり忘れて、先生に目を診てもらわずに帰ってきた事がありました。
でも充血は2、3日で治ったので、今回は目をこすってしまったなどの外的要因だったのかなと思いましたが。笑


まとめ

赤ちゃんの目が充血する原因をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
赤ちゃんの目の充血は異変を知らせるサインにもなります。
たかが充血と思わず、目の充血に気づいたら「充血以外の症状(異変)」をチェックするようにしましょう。

赤ちゃんの身体の変化にいち早く気づく事で、病気の重症化を防げる場合があります。
日ごろから赤ちゃんの様子をよく見て、何か変化や異変があった時は素早く気づいてあげられると良いですね☆

目が充血していても、特に普段と変わりなく元気で機嫌も良いようであれば、おうちで様子を見てみてください。
もし、いつもと様子が違うと感じた時は、すぐにかかりつけの病院に相談するようにしましょう。

また、赤ちゃんが目をこすってしまったときに、目に傷がついたりばい菌が入ってしまうのを防ぐため、日ごろから赤ちゃんの爪はできるだけ短く整え、指手は清潔な状態を保つようにしましょう☆