寝がえりをしない…皆いつまでにするの?練習は必要?

赤ちゃんの成長のステップとして、首がすわったあとは寝返りです。


しかし、「寝返りをする気配がない…。早い赤ちゃんだと4カ月頃にもう寝返りができたと聞いたりするし、うちの子だけ成長が遅い??」と心配になったり、悩むのも珍しい事ではありません。


うちもなかなか寝返りをしなかったのでかなり心配しました。

「寝返りより先におすわりができるようになるのでは…。むしろ歩くつもりでは?」と思ったくらいです。


知り合いのママも寝返りが遅い事で悩んでいました。


他の赤ちゃんの「寝返りができた」「おすわりができた」などの成長を聞くのが苦痛で、他のママとは連絡をあまりとらないように閉じこもっていた時期もあったようです。


結局、寝返りよりもおすわりが先に出来てしまったので、お尻で前に進むという技を身に付けたと言っていましたが(笑)、寝返りはちゃんと7カ月過ぎでできたらしく安心していました。

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今回は赤ちゃんの寝返りを心配するママに、寝返りの役割・必要性や、寝返りを始める時期、なかなか寝返りをしない原因・理由などをご紹介していきます。

赤ちゃんの寝返りとは?

寝返りとは、赤ちゃんが仰向けの姿勢から周りの助けを借りずに、自力で横を向き、ゆっくりとうつぶせの状態になることを言います。


赤ちゃんはまだ自分の力でゴロゴロと回って好きな体勢を取ることができるわけではないので、寝返りができるようになるということは、赤
ちゃんの身体の成長と言えます。


寝返りすると言う事は「長時間眠るため」に必要となってきます。
と言うのは、大人は意識しなくても自然に寝返りをし、一回の睡眠で長時間眠る事ができます。


しかし、赤ちゃんの場合は睡眠が短く(浅く)すぐに起きてしまうのは、寝返りがうまくできない事がその要因の1つとして挙げられます。
では、寝返りはどんな役割を果たしているのでしょうか?

寝返りの役割は?


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■血行が滞るのを防ぐ・重力を分散させる
睡眠中に同じ姿勢で長時間過ごした場合、体重(圧力)がかかっている部分の血液の循環が悪くなったり、身体の一定の部分に血液や体液が滞留しやすくなります。


血流は全身を循環して酸素や栄養を送り、二酸化炭素や老廃物を集める重要な役割があるため、血行が滞ると体調に悪影響を及ぼすようになってしまいます。


この血液循環が滞ると、疲労感が残り、肩こりや腰痛の原因となる事があります。
また、重力を分散させ身体(肩や腰など)にかかる負荷を軽減させる事ができます。

■熱や湿気を発散させる
布団と接している身体の部位には、熱や湿気がこもりやすくなります。
熱や湿気がこもり過ぎると、寝苦しさを感じてしまい睡眠が浅くなりがちです。


特に、布団と接している身体の一部だけが温まり過ぎてしまって不快感を感じ、目が覚めてしまう事もあります。


しかし、寝返りを打つことで寝具の中に対流を生じさせ、熱や湿気を逃がして温度や湿度を調節したりしているので、寝返りによって、朝まで気持ち良く眠ることができるのです。


そのため、寝返りをすると言うことは、1回の睡眠で長く眠ることを助けている事になります。

■睡眠リズムを整え、質の良い眠りを作る
睡眠にはレム睡眠(脳が覚醒している)とノンレム睡眠(脳も体も深く眠っている)があり、一晩の睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すことで構成されていて、質の高い眠りには、このサイクルが重要と考えられています。


寝返りはレム睡眠・ノンレム睡眠の切り替わり中に多いことから、寝返りは睡眠の深さの切り替えスイッチのような役割があり、正しい睡眠リズムを作るきっかけになっていると言われています。

また、寝返りをうつことで、適度な運動をしていることになり、昼間に蓄積された疲労が少しずつ解消されていきます。


1日の大半を寝て過ごしている赤ちゃんにとって、寝返りをするときに手足をバタバタさせたり腰をひねるのは、これからハイハイをしたり歩いたりするための筋力トレーニングにもなります。

いつごろ寝がえりをするの?

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赤ちゃんの成長には個人差がありますが、寝返りを始める時期は、早い子で3ヶ月4ヶ月頃、平均では生後5ヶ月~6ヶ月頃に寝返りが出来るようになる子が多いようです。


生後3ヶ月頃に首がすわった後、胴体や腰回りの筋力が発達する生後5~6ヶ月頃に寝返りができるようになってくると言われています。
赤ちゃんの寝返りは大人とは違っていて、先に腰をひねって足を返らせてから反動をつけて上半身もひっくり返るので、胴体や腰回りの筋力がついてくると寝返りがしやすくなります。


赤ちゃんが寝返りをするかどうかは主に「骨や筋肉、神経の発達」「興味関心」「環境」の3つの要因が関係しています。


骨や筋肉、神経が発達して自由にひねったり思い通りに身体を動かせるようになってくることや、視力が発達して色々なものを見たいという興味がわいてくること、赤ちゃんの周りの環境がカギになってきます。


ただ、寝返り始める時期は個人差が大きく、9ヶ月頃に初めて寝返りをしたという赤ちゃんもいますし、寝返りより先にお座りやハイハイを始めてしまう赤ちゃんもいます。

寝がえりをしないのはなぜ?

生後6・7・8ヶ月と経っても赤ちゃんが寝返りをしないでいると、パパやママも不安になったり、何か問題があるのでは?と心配になりますよね。


赤ちゃんが寝返りしないのは、成長過程や運動能力に問題があるというわけではありません。
赤ちゃんが寝返りをしない理由をいくつか挙げてみましたので参考にしてみてください。

1.赤ちゃんの体重が重い
いままではただ寝転んでいるだけだった赤ちゃんにとって、寝返りは生まれて初めての大きな運動となります。


まず下半身をねじって足を返し、腰から上半身を回転させてうつ伏せになるので、体重が重くぽっちゃりした赤ちゃんは、細身の赤ちゃんよりも動きにくいため、寝返りが遅くなる傾向にあります。


だからと言って、無理に母乳やミルクの量を減らす必要はなく、赤ちゃんが運動不足と言う事でもありません。ハイハイなどをし始めると身体もひきしまってきます。


寝返りがうまくできなくても、腰をひねったり浮かせたり、足をあげたりしている様子が見られれば、寝返りの練習をしている・意欲がある証拠なので心配しなくて良いでしょう。


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2.うつ伏せが嫌い
赤ちゃんの中にはうつ伏せが嫌いな赤ちゃんもいます。


赤ちゃんにも好みの姿勢があり、うつぶせ嫌いな赤ちゃんは、仰向けの姿勢やお座りの姿勢が好きなので、筋力が発達していたとしても寝返りをなかなかしないことが多いようです。


もしうつ伏せにした時に、赤ちゃんが自分の力で仰向けに戻れるようであれば、筋力に問題はなさそうですし寝返りもそのうちにできると思われるので特に心配はないかと思います。


赤ちゃん自身がうつ伏せに興味をもったり、自力で寝返りするまでゆっくり見守ってあげれば問題ありません。

3.寝返りしにくい環境や洋服
赤ちゃんにとって寝返りしにくい環境だと寝返りがうまくいかないことがあります。
例えば、掛布団などの寝具が重たい・敷布団が柔らかすぎる(身体が沈んでしまう)場合は寝返りがしにくい状況です。


また、ベッドやお布団の周りにおもちゃがたくさんおいてあって、赤ちゃんの動きを妨げていたり、冬場の場合は洋服を重ね着しすぎたり、洋服が厚くて身体が動きにくかったりといったケースもあります。


赤ちゃんは意外と暑がりなので、洋服の着せ過ぎには注意しましょう。
日ごろから、抱っこやバウンザーが好きな赤ちゃんは、寝返りをする機会自体が少ないため、なかなか寝返りをしない傾向にあるので、床やマットの上などで自由に身体をを動かして遊べる環境や時間を作るのも大切です。


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4.寝返りや周りの視界の変化に興味が無い
前述した通り、赤ちゃんが寝返りをするかどうかのきっかけの一つに、「興味関心」があります。


見える景色の変化を楽しみたいという好奇心が寝がえりの原動力にもなります。


しかし、周りの視界の変化にあまり興味や関心のない赤ちゃんは寝返りが遅くなる事があります。

寝返りには練習が必要?

周りの赤ちゃんが次々寝返りをしていると聞くと、不安や焦りを感じて「練習させたほうがいいのでは?」と思ってしまいます。


なかなか寝返りをしないからと言って、無理に練習をする必要はなく、寝返りが遅くても成長過程に不都合があるわけではないと言われています。


赤ちゃんのペースで寝返りができるようになるのを待ってあげましょう。
しかし、どうしても他の赤ちゃんよりも遅れているのが心配なようであれば、赤ちゃんとのスキンシップを兼ねて、身体を転がす遊びなどで視野の広がりを体感させたり、寝返りのサポートをしてみるのも良いかと思います。


私も6カ月前くらいに不安に感じて、寝返りの練習を少しやってみた事があります。


赤ちゃんが仰向け状態で腰を浮かしたりねじったとき、足を高く上げたときなどに、そっと足やお尻に手をあてて、足がひねれた時に上半身も返してあげてうつ伏せ状態へ誘導しました。


一度コツをつかむと、寝返りがしやすいと聞いた事があります。
ただし、赤ちゃんが嫌がったり機嫌が悪くなった場合は練習するのをやめましょう。

寝返りの注意点は?


■柔らかすぎる敷布団は、寝返りでうつ伏せになったときに赤ちゃんの顔が布団に埋もれて窒息する危険性があります。


寝返りをしたときに備えて、寝具の硬さの確認もしておきましょう。


寝返りはいつ始めるかわかりませんので、赤ちゃんの顔の近くに柔らかい枕やおもちゃなど周りには余計なものを置いておかない、寝返りで赤ちゃんがベッドから落ちてしまわないように、寝返りの衝撃で上から物が落下してこないように、周辺の確認も必要です。

■うつ伏せになったら目を離さない
赤ちゃんが寝返りに成功してうつ伏せの状態になった時は、赤ちゃんから目を離さないように注意しましょう。 
赤ちゃんが苦しそうにした時はすぐに仰向けに戻してあげます。

 
また、寝返りが出来たからと言って、寝返り返り(元の仰向けの状態もどる)ができるとは限りません。
うつ伏せの状態のまま眠ってしまったりしないように注意が必要です。 


赤ちゃんが自力で仰向けの状態に戻れるようになるまでは、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
まだ寝返りに慣れていない状態なので目を離すと呼吸困難に陥る可能性もあります。


■寝返りのサポートの時に引っ張らない
寝返りの練習のときに赤ちゃんの腕や足を引っ張ったりしないようにしましょう。
肩や関節が外れたり、頭や首を変な方向に動かさないように注意が必要です。

寝返りの前ぶれってあるの?

赤ちゃんにこんな仕草が現れたら寝返りの兆候と言われています。


「足を上げたり、腰をひねるような仕草」が見られた場合は寝返りもそう遠い話ではありません。
赤ちゃんは日々、少しずつ身体を動かして練習をしています。


さらに、首を後ろにぐっと反らせたり、肩を持ち上げて身体全体が横向きの体勢になると、もう寝返りは間近です。

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まとめ

寝返りは個人差があるので赤ちゃんのペースを尊重し、寝返りの早い遅いは他の赤ちゃんと比べずあまり気にしないようにましょう。


赤ちゃんにも好き嫌いや得意不得意などがあり、各々のペースで日々成長していきますので、焦らずに温かく見守っていきましょう。
もし、寝返りができないことに加えて、元気や食欲がない・笑わない・極端に動きが少ない・視線が合わないなどの気になる事がある場合は、かかりつけの小児科医に相談してみましょう。


赤ちゃんが安心して寝返りができるように、パパママは安全な環境作りも大切となってきます。