気になる妊娠線!どうしてできるの?予防はいつから?

多くの妊婦さんが気になる「妊娠線」。
妊娠したらクリームなどを塗ってお手入れをしておいた方が良いと聞くけど、どうして妊娠線ができるのか、どんなお手入れが良いかもわからない。
そんな妊婦さん必見!
今回は、妊娠線ができる原因や、予防はいつ頃から始めると良いのか、妊娠線ができやすい人などをご紹介します。

そもそも妊娠線ってなぁに?

一般的に「妊娠線」と呼ばれるのは、おなかが大きくなり始める妊娠5~7ヶ月ごろから現れ始める方が多いようです。(個人差はあります。)
妊娠中は体重も増加し、おなかはもちろんの事、おしりやバストも大きくなります。
大きくなった部分の皮膚が急激に伸ばされ、皮膚の伸びがついていけずに断裂して、すいか模様(ひび割れ)のような線状斑がおなかやおしり、ふともも、胸などに現われます。
この線のことを妊娠線と言います。
妊娠線は一度できてしまうと完全に消すのが難しく、元通りにはなりません。


妊娠線ができる原因

では妊娠線ができる原因はどういったものがあるのでしょうか。

■急激な体型の変化による影響
妊娠5~6ヶ月頃になると、急におなかが大きくなり始め、皮膚も急激に引っ張られるようになります。
皮膚の下に真皮と皮下組織がありますが、真皮と皮下組織は伸びにくい性質のため、皮膚の伸びるスピードに一緒についていけずに、断裂して皮膚にひび割れのような亀裂が入ってしまいます。
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■ホルモン分泌の影響
体内のホルモンバランスが変化する事も妊娠線ができる原因となります。
妊娠すると「コルチコステロイド」というステロイドホルモンの分泌が増加します。
このホルモンには、肌の新陳代謝を抑制する働きがあるので、このホルモンが増えることで、ターンオーバーの働きやコラーゲンの生成が抑えられてしまいます。
そのため、お肌が弾力を失ったり、乾燥したりする事で、妊娠中はお肌に断裂が起きやすくなります。
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いつ頃からできるの?

妊娠中期以降でおなかが目立ちだし、赤ちゃんが最も成長するのは妊娠後期です。
つわりがおさまってきた妊娠5、6カ月以降から、赤ちゃんの成長とともにおなかも大きくなってくるので、この時期に妊娠線を気にする妊婦さんも多いです。
妊娠後期の赤ちゃんの成長のラストスパートはすさまじく、この頃くらいに妊娠線ができる妊婦さんも多く、「気が付いたらおなかの下の方に出来ていた!」なども聞きます。
鏡でおなかの下の方をみて初めて妊娠線に気が付いたと言う…。
ですので、この頃までには妊娠線ケアも行っておいた方が良いかと思います。
私は妊娠9カ月の頃、1週間に1回おなかの写真を撮ってみていましたが、食事量は同じでもどんどんおなかが大きくなって行っているのが目に見えてわかるほどでした。

妊娠線ができやすい人とできにくい人ってあるの?

妊娠線のケアを一生懸命行っていても、妊娠線がきてしまう人もいれば、
特に何もケアをしていなかったけど、妊娠線はできなかったという人もいます。
どうしてできる人とできない人がいるのでしょうか。遺伝や体質によるのでしょうか。

まず、妊娠線ができやすい人の特徴をみていきましょう。
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■妊娠線ができやすい人
・経産婦さん
前回の妊娠の際に子宮が伸びているため、前回以上におなかが急激に大きくなりやすい場合があります。
子宮が伸びやすい・大きくなりやすいと言う事は、妊娠線が可能性が高くなります。
また、前回の出産時に妊娠線ができなかったために、油断してしまい妊娠線予防などのケアがしっかりできていない人の割合が増える傾向があります。
自分は妊娠線ができない体質だと思い込まずに、妊娠線のケアは1人目以降の妊娠時にもしっかり行う事をオススメします☆

・双子、三つ子などの多胎妊娠の人
双子や三つ子などの多胎妊娠の場合は、赤ちゃんの人数が増えるため、その分子宮も大きくなります。
そのためおなかの皮膚も伸びるので、真皮・皮下組織も引っ張られ亀裂が生じやすい傾向があります。
一人の赤ちゃんでも急激なおなかの伸びで妊娠線ができてしまう妊婦さんが多いので、多胎妊娠の場合はそれ以上に注意が必要になってきます。

・高齢出産の人
若い人と比べると歳をかさねている分、身体のお肌に弾力性や潤いが少ないために、皮膚の伸びが悪く急に強い力がかかると妊娠線ができやすくなってしまいます。

・小柄な人
身長が低い小柄な妊婦さんは、お腹の皮膚の表面積も小さくなりがちなので、妊娠でおなかが大きくなったり、身体がふっくらすると大柄な人と比べると皮膚が強く引っ張られる事になります。

・皮下脂肪が多い人、体重増加が激しい人
皮下脂肪は伸びにくい性質なので、皮下脂肪が多い人ほど皮膚が伸びにくくなります。
身体の中でも特に皮下脂肪が多い胸などは妊娠線ができやすくなります。
妊娠6ヶ月以降になると、赤ちゃんへの母乳の準備がスタートし出し、乳腺が発達する事で胸も大きくなってくるので、バスト回りにも注意が必要です。
また、つわりから解放されて妊娠後期に食欲が増し体重増加が激しい妊婦さんは妊娠線ができやすくなります。
急におなかの皮膚が引っ張れらる事で、そのスピードに皮膚が順応できないと妊娠線ができてしまいます。

・運動不足の人
妊娠中の運動というと、安定期以降で体調の良い時(おなかの張りや痛みなどの違和感がない時)に限られ、無理な運動はしてはいけないのですが、かと言ってまったく身体を動かしていないと身体の筋肉が衰えてしまいます。
運動不足から筋肉が減り、脂肪を蓄えてしまい体重の増加にもつながります。
そうなると、皮下脂肪の多い部分に妊娠線ができやすくなってしまいます。

・乾燥肌の人
乾燥肌である事は、脂性肌に比べると妊娠線ができやすくなります。
お肌が乾燥している事によって、皮膚表面の柔軟性が悪く伸びにくいため、妊娠線が現れやすい傾向があります。


■妊娠線ができにくい人
妊娠線ができにくい人については、上記のできやすい人の逆となります。

初産婦さんについては、初めての妊娠で緊張感もあり、妊娠中に良いとされる色んな事にチャレンジする傾向もありますし、育児に追われる経産婦さんに比べると、自分の時間もとりやすくゆとりがあります。
そのため、妊娠線のケアにかける時間も多くなってきます。
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妊娠線対策

では、妊娠線ができない、できたとしても症状が軽くすむようにするにはどうしたら良いのでしょうか。

■妊娠線予防のクリームやジェルを使用する
妊娠線の予防には「保湿すること」が重要なカギとなってきます。
クリーム、ジェル、オイル、ワセリンなど、色んな種類のケア用品が売られているので、商品の成分や香りなどを検討し、自分のお肌にあったものを選びましょう。
ケアについては、お風呂上がりにマッサージしながらぬっていくのがオススメです。お風呂上がりだけではなく、気が付いた時やお手洗いの度にケアしても良いかもしれません。
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■妊娠後期の急激な体重増加に注意する
「おなかの赤ちゃんの栄養も!」と思って食べ過ぎてしまうと、体重がどんどん増えて、おなかだけでなくお尻や太ももにも脂肪がついてしまいます。
食事内容は、たんぱく質や野菜、食物繊維が豊富な和食中心の食事がオススメです。
バランスの良い食事を適量とり、軽めのウォーキングやマタニティヨガなどで無理のない運動をし、妊娠中の体重増加は8~10kg程度におさえると良いでしょう。
(おなかが張りやすい方や、切迫早産の方は運動は控えましょう。)


以上、妊娠線ができる原因やできやすい人の傾向や、妊娠線対策をご紹介してきましたが、対策ケアをしていたから絶対に妊娠線ができないというわけではありません。
お肌が乾燥しないように、妊娠線予防のクリームやジェルなどをしっかりぬっていたけど妊娠線ができてしまったと言う人もいます。
上記の対策ケアによって、妊娠線が現れにくい、現れてしまったとしても何もしないでいるより症状が軽く(線が少ない、薄く)なる傾向にあると言う事です。

妊娠中期以降は、大きくなってきたおなかで見えにくい「おなかの下の部分」や「胸の下の部分」も忘れずに、鏡でチェックしながら妊娠線の対策を行いましょう☆