逆子とは?その原因とリスク、逆子を治す方法☆

妊娠中期以降になると、お腹の赤ちゃんが逆子になっていないか気になるママも多いと思います。
私の場合、27週の妊婦健診の際にかかりつけの医師に「頭が上だね。」と言われ、29週まで逆子でした。
逆子と聞くと「帝王切開」になってしまうんじゃないかと不安に思ってしまいますよね。
今回は、逆子とはどういう状態の事を指すのか、その原因やリスク、逆子を治す方法についてご紹介していきます☆

逆子とは??

逆子とはママのおなかの中で、赤ちゃんのお尻や足が下を向いている状態を言います。
出産が近づくと通常、赤ちゃんは身体の中で最も大きくて重い頭を下に向けた「頭位(とうい)」の状態で羊水の中で浮かんでいます。
逆子はこの体勢の逆、つまり「頭が上、足が下」の「骨盤位(こつばんい)」の状態になってしまうことを指します。

赤ちゃんは、妊娠中期頃までは、ママのおなかの中をクルクル回転して動き回っています。このころはまだ赤ちゃんも大きくないので、羊水の中でも動けるスペースがあるため、逆子になったり戻ったり、また逆子になったりとするわけです。

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「逆子」と言っても体勢によって下記のようにいくつか種類があります。

逆子の種類


■お尻が一番下にある■
「単臀位(たんでんい)」
臀部(でんぶ=おしり)が一番下に位置し、両足が上がっているVの字の状態。
 出産時は身体が折りたたまれているため狭い産道を通りにくいですが、お尻が最初に出てくるので経膣分娩も可能と言われています。
「全複臀位(ぜんふくでんい)」
お尻と両足が下にあり、体育座りをしているような状態。
 経膣分娩が可能な場合もありますが単殿位にくらべるとリスクは上がるようです。
 足が伸びて単殿位にならない場合は帝王切開になる可能性があがります。
「不全臀位(ふぜんでんい)」
お尻と片足が下にあり、もう片方の足は上がっている状態。
 こちらも足が伸びて単殿位にならない場合は帝王切開になる可能性があがります。

■膝が一番下にある■
「全膝位(ぜんしつい)」
両膝が曲がり膝が一番下にある状態。
 足が曲がった状態では、膝から先にでてくる事になり、分娩の際に引っかかりやすく危険を伴うため、帝王切開になる可能性が高くなります。
「不全膝位(ふぜんしつい)」
片膝が曲がりもう片方の足が立っている状態。
 全膝位と同様に膝から一番に出てくると危険を伴うため帝王切開が安全となります。

■足が一番下にある■
「全足位(ぜんそくい)」
両足が一番下にあり足が伸びて立っているような状態。
 足からの分娩は赤ちゃんの回旋が難しいため、通常は帝王切開となります。
「不全足位(ふぜんそくい)」
片足が一番下にあり伸びている状態。
 全足位と同様に、足から先に出てくる事になるので帝王切開が安全となります。

■赤ちゃんの身体が横に向いている■
「横位(おうい)」
赤ちゃんの縦軸とママの子宮の縦軸が直角に交差する状態、つまり赤ちゃんが横に寝ている状態。(膝を伸ばしている場合と曲げている場合がある)
 横位のままでは赤ちゃんの頭が子宮の壁に密着したままなので分娩が進まないため通常は帝王切開となります。
「斜位(しゃい)」
赤ちゃんの縦軸とママの子宮の縦軸が斜めに交差する状態、つまり赤ちゃんがママの子宮に対して斜めになっている状態。
こちらも安全のため帝王切開となります。


逆子のリスク

では、逆子になった場合、おなかの赤ちゃんやママにどんなリスクがあるのでしょうか。
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■妊娠中のリスク■
・早産
逆子のリスクは、頭が下にある場合に比べると、おなかが張りやすくなります。
おなかが張りやすいと早産になってしまう可能性が高くなります。
(私は逆子が治った1週間後の妊婦健診で、切迫早産と診断されての入院し、おなかの張りをとめる点滴を1カ月半してました…。)

・早期の状態での破水
赤ちゃんの頭が下にある状態では、赤ちゃんの頭でちょうど子宮口に栓がされているような役割をしますが、逆子のように頭より小さくとがっている足のつま先や膝が下にあると子宮口に隙間ができたり、赤ちゃんの身体の中でもっとも動きの激しい足で子宮口を刺激・圧迫してしまう事で羊水が流れ出てしまう危険があります。
破水しても通常、頭が下の場合は、赤ちゃんの頭が栓になりますが、逆子は子宮口に隙間があるため、破水の勢いで赤ちゃんよりも先に細い臍帯(へその緒)が羊水と一緒に出てしまう臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)の可能性もあります。
臍帯は赤ちゃんの生命線(酸素・栄養供給)であり、正産期であっても臍帯脱出をしたら、緊急帝王切開でも救命が間に合わないこともあるくらい大変危険なものです。
妊婦検診の際に、赤ちゃんよりも臍帯が子宮口に近い場所にあるとわかっている場合は準備ができますが、何の兆候も無くいきなり破水から臍帯脱出が起こるケースがあります。

■出産時のリスク■
逆子での出産(経膣分娩)は頭が出づらいため分娩時間が長くなります。
通常であれば一番大きな頭から出てくるところを、逆子の場合はお尻や足から出てくる事になるので、最後に頭が引っかかって出てこない危険もあります。
長時間にわたる分娩は母子ともに体力を消耗し、赤ちゃんの酸欠状態や仮死状態、障害につながることがあります。
そのため、特に初産での逆子の出産の場合は、ママの身体と赤ちゃんの安全面を最優先し、帝王切開での出産を行う病院がほとんどです。

逆子になる原因

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次に逆子の原因について記載していきます。
ママ側に原因がある場合や、赤ちゃん側にある場合、原因がはっきり特定できない場合といくつかあります。

・ママが小柄で骨盤が小さいまたは狭い(狭骨盤)
・子宮筋腫や子宮奇形などの子宮の異常
・前置胎盤や低置胎盤などの胎盤の異常
・羊水が多く赤ちゃんが動きやすい、羊水が少なすぎる場合
・双子や三つ子などの多胎妊娠の場合(子宮内のスペースが十分にない場合回転しにくい)
・低出生体重児(頭の重さが十分にないため子宮口の方に向きにくい)
・へその緒が短く、赤ちゃんが下を向きにくい
・水頭症や胎児水腫などの赤ちゃんの異常

上記のような場合は赤ちゃんがママの子宮内でうまく動いたりまわったりできずに逆子になる可能性が高くなりますが、上記に当てはまらない場合でも妊娠中期以降、逆子と言われるママは多いです。

逆子かもしれない??

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逆子かもしれないと思ったら、「胎動の位置」が逆子かどうかを確認する目安にもなります。
赤ちゃんの頭が下に向いている場合、胎動を感じる位置は、おへそから上の辺りや、胃の上部の辺りで感じるのが一般的です。
膀胱などの下腹部に胎動を感じる場合は、赤ちゃんの足で下腹部をキックされている可能性があります。
私は逆子と言われてから、胎動の位置を気にするようになりました。逆子体操で治そうとしている間は、おへその辺りやおへその少し下で感じるという微妙なライン(逆子が治ったのか治っていないのかわからない状態)の時もありましたが、膀胱や下腹部では胎動を感じなかったので逆子が治ったのかなと思っていました。
気になるママは赤ちゃんの胎動の位置も目安にしてみてください☆

逆子を治す方法

逆子体操などで赤ちゃんに刺激を与える事で逆子を治すことができます。
妊娠30週前後から体操をするママが多いですが、体操の時期や方法については必ずかかりつけの医師の指示に基づいて安全に行うようにし、おなかへの負担や、痛み・違和感、張りなどを感じたら無理をせずすぐに中断しましょう。
※切迫早産などの診断を受けている方は体操は控えましょう。

■逆子体操
逆子体操は骨盤を緩めておなかの中で赤ちゃんが動きやすい状態をつくります。
体操は夜寝る前に行うのが効果的です。特に赤ちゃんがおなかの中でポコポコ動いているタイミングで行うと、赤ちゃんがくるっと回転しやすいのでベストです。

・胸膝位(きょうしつい)
うつぶせなった状態で胸と両ひざをつき、頭と肩を下げ、お尻をできるだけ高く上につきあげます。
そのまま10分~15分程この姿勢を保ちます。(簡単そうで結構しんどいのでタオルや枕などを使っても良いでしょう。時計も近くにあると便利です。)
その姿勢のまま、頭を持ち上げずにスライドにさせるようにして、横向き(赤ちゃんの背中が上向きになるよう)に寝ます。
※赤ちゃんの向きは人によって異なるので、医師に確認してから行いましょう。
 ・赤ちゃんの背骨がママのおなかの右側にある場合:ママは左半身を下にして横になる
 ・赤ちゃんの背骨がママのおなかの左側にある場合:ママは右半身を下にして横になる

下記は私が病院からもらった逆子体操の用紙です。
この場合は5分程度と書かれています。個人差もあるので病院の指示に従ってください☆
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・仰臥位(ぎょうがい)/ブリッジ法
あおむけに寝て、枕や布団をお尻の下に敷き、お尻の高さが30cmくらいになるようにします。
この姿勢を1回10分程キープし、これを1日2回行います。
慣れるまでは体勢がきつく感じたりお腹の張りを感じてしまったりするので、少しずつ時間を伸ばすようにしましょう。

・側臥位(そくがい)
ママが横向きに寝るだけと言う簡単な方法です。
こちらも上記同様に、赤ちゃんの背中が上(赤ちゃんがうつぶせの状態)になるように寝る必要があるので、おなかの赤ちゃんの向きを病院で確認してから行います。
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私は逆子体操をして数日で、何となく赤ちゃんがくるっと回った感覚があったので、翌日から次の妊婦健診までは体操をやめていました。
検診では逆子じゃなくなっていました♪(もし治ってなかったらどうしようとドキドキしていましたが…。)

■ツボやお灸やハリ
逆子治しに効果があると言われるツボを押したりお灸を施したりします。
くるぶしの内側から指4本分離れたふくらはぎのあたりにある「三陰交」と、足の小指のすぐ外側にある「至陰」というツボを刺激して血行を良くし、赤ちゃんの回転を促すという方法になります。
こちらは自身でも自宅でできますが、最初は鍼灸院などで施術してもらい、方法や注意点を指導してもらうようにしましょう。

■外回転術
医師が手技により、ママのおなかの上から赤ちゃんを回転させる方法(医療行為)です。
子宮を刺激するので陣痛が起ってしまわないように注意が必要となり、実施は熟練した技術をもつ医師に限られます。
また、週数や赤ちゃんの姿勢、、羊水の量、へその緒の状態などによってはリスクもありますので、医師・ご家族と良く相談の上検討される事をオススメします。

■身体を温める
これも妊娠中には大切な事になってきます。
ママの身体が冷えていると、おなかの赤ちゃんも動きにくくなります。特に下半身は冷やさないように注意しましょう。
レッグウォーマーや腹帯、お風呂でゆっくりつかるのも良いでしょう。
食事内容としては根菜類や生姜なども身体を温める効果があるのでオススメです。
また上記でご紹介した「三陰交」は冷えのツボとも言われていますので、入浴時などにリラックスしながら押してみても良いでしょう☆

■赤ちゃんに話しかける
これは少し気恥ずかしい気もしましたが、私も行いました。
おなかをポンポンとさわりながら、「頭はこっちだよ~」とか「くるって回ってみてね」とか「お母さん、お腹切るのこわいなぁ・・・。」なんてお願いするように毎日話かけました。
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以上の方法の他には、「適度な運動」や「ストレスをためない」や「十分な睡眠をとる」など逆子に限らず妊娠中にママと赤ちゃんに良いとされる事も積極的に行ってみてください。

まとめ

逆子は多くのママが経験します。逆子と診断されてもあわてずに、主治医の指導のもと自身の体調にあった方法で逆子を治していきましょう。
また、逆子でも状態によっては経膣分娩が可能ですので、出産間近になっても逆子が治らない場合は、主治医と良く話しあって安全な出産方法を検討するようにしましょう☆