産後の抜け毛の原因は?いつまで続くの??その対策は?

出産を終えて育児もようやく少し慣れてきた頃、最近抜け毛が多いなと感じ始めるママも少なくはありません。
産後の抜け毛は、「産後脱毛症」「分娩後脱毛症」とも呼ばれ、妊産婦の半数以上で症状が見られるとも言われています。
シャンプーやブラッシングのたびに抜け落ちる大量の毛や、朝起きた時に枕に抜け毛がたくさんついてたら不安を感じてしまいます。「禿げるんじゃないか」とか「排水溝がつまるんじゃないか」と思うくらい抜け毛が目立つと青ざめるくらいショックを受けてしまいます。

7303b685e3be0cceb3aa1496ac5f5b35_s

この産後の抜け毛の原因と対策、そしていつまで続くのか…気になる時期ついてご紹介します☆

産後のひどい抜け毛の原因

■女性ホルモンの働き
産後の抜け毛の一番の原因は、女性ホルモンの変化が主な原因と考えられています。
この女性ホルモンは妊娠や出産に大きな関わりがあり、産前産後に大きく変化します。

妊娠中は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と言う女性ホルモンの分泌量が増加します。
エストロゲンには髪の毛の成長を促したり、髪の毛の成長期間を持続させる働きがあり、プロゲステロンにはヘアサイクルを促進して育毛を維持するような働きがあると言われています。
この女性ホルモンの増加によって、髪の毛が抜けにくくなったり、妊娠初期には髪の毛や体毛が増えて濃くなったり産毛が増えてしまったりと、女性の身体に大きな影響を与えると考えられています。

実際に私も妊娠して毛深さを感じました。私の場合はお腹まわりが特に気になりました。
「昔、全身脱毛してほとんど産毛が無かったのにな~…。」なんて思いながら身体の変化に少し驚きました。

ところが、出産を終えると女性の身体は少しずつ妊娠する前の状態に戻っていきます。
産後は、妊娠中に増加していた女性ホルモンの分泌量も必要が無くなり、妊娠前の状態に戻って正常なバランスをとろうとするため、妊娠中と比べると女性ホルモンは減少していくことになります。
そのため、妊娠中はこの2種類の女性ホルモンの働きによって抜けないまま頭皮に生えていた髪の毛が、産後は大量に抜けてしまうと言う事になります。

43035b8f60c08c9308cc2c2bfd95a9de_s

女性ホルモン以外に出産後の生活習慣も抜け毛の原因となる事があります。

■ストレス
慣れない子育てや、髪の毛が抜ける事によるストレス、産後は赤ちゃん中心の生活となるため今までのペースでは進まない環境の変化によるストレスなどです。

■睡眠不足
夜泣きなど赤ちゃんのお世話や授乳で、まとまった睡眠時間がとれず、睡眠不足になってしまう事も原因となっています。

■栄養不足・偏り・無理なダイエット
母乳を与えることによる栄養不足の他、産後の無理なダイエットも挙げられます。
栄養が不足すると頭皮に栄養が行きとどかず、髪の毛が細く抜けやすくなってしまいます。妊娠期間中に増加した体重を落としたいところですが、ダイエットに関しては慎重に行わないと、ママの身体だけでなく授乳中の場合は赤ちゃんにも影響が出てしまいます。

ec1b2d9dae6d5039b82e32c04d5475c8_s

では、こう言った要因で抜け毛が増えたと感じてしまうのは産後いつ頃なのでしょうか。


抜け毛が起こる時期

抜け毛は、出産後2~3ヶ月ほど経ったころから気になってくる人が多いようです。
妊娠によって増加した女性ホルモンは産後1ヶ月頃から少しづつ減少していきます。
その影響が髪の毛に現れて来るのは、出産後2か月から3か月ほど経過した後のことです。この頃には蓄積されていた女性ホルモンは妊娠前の状態に戻りつつあります。
上記に挙げたような睡眠不足やストレスがたまってくるのもこの頃からと言うママも少なくないのではないでしょうか。
そして産後4~6カ月くらいがピークで産後1年前後くらいは抜け毛が続くママが多いようですが、個人差があるので、中には「産後すぐに抜け毛が始まった」と言う方や「産後の抜け毛は気にならなかった」と言う方もいます。


抜け毛の対策・ケア方法


■生理的変化であり自然に回復するので心配ない。
産後の抜け毛は一過性のものなのでいずれおさまってきます。
妊娠によって一時的に増えた髪の毛が、産後に抜け毛になっているだけなので、産前と変わらない状態に戻っただけと言えます。
とは言え…、
やはり抜け毛が気になって仕方がない、不安を感じると言うママは下記も参考にしてみてください。

■充分な睡眠時間をとって疲れをとる。
抜け毛の原因となっている睡眠不足を改善します。
睡眠不足が続いてしまうと、成長ホルモンが分泌されなくなるため身体の疲れがとれず、筋肉や髪の毛も成長しなくなってしまいます。
充分な睡眠時間、良質な睡眠をとることは抜け毛だけでなく健康のためにも必要なことです。

■ストレスをためないようにする。
育児に追われ、ストレスがたまっていないでしょうか。
可能であれば家族に協力やフォローをお願いしてみましょう。

■たんぱく質やミネラルなどの栄養素を充分摂る。
生活習慣の他に食生活の見直しもしていきましょう。
髪の毛の成長促進に欠かせない栄養素として代表的なものがたんぱく質です。
ビタミン、ミネラル、亜鉛なども積極的に摂るように心がけましょう。
レバーなど良いかもしれませんね。私は毎日3個ずつとか決めて食べていました。
レバーは鉄分も多いので、血液から作られる「母乳」にも良いと聞きます☆
食生活において大事な事がもう一つ、「過度なダイエット」は控えましょう。
栄養不足によって頭皮にまで栄養が行きとどかなかったり、体力の低下につながります。

■禁煙する
タバコを吸うと、髪の毛に欠かすことのできないビタミンが失われ髪の毛を作り上げるたんぱく質の生成も行われなくなると言われています。
血液循環の悪化に伴い頭皮の血流も悪くなって毛根細胞への栄養が不足します。

■髪の毛は短くしたり、束ねたりする。カラーやパーマをかけるなどの強い刺激は避ける。
髪の毛が長いと、抜け毛の量が多く感じてしまいます。束ねる事で髪の毛から意識も遠ざかります。
カラーやパーマなどは頭皮に刺激があるので避けましょう。
わけめやボリュームなどが気になる場合はヘアアレンジでカバーしてみるのもひとつの手です。

■頭皮を清潔に保ち、頭皮マッサージを行う。
毎日髪の毛を洗い頭皮の汚れをとります。
最後はシャンプーやコンディショナーが頭皮に残らないようにしっかりとすすぎましょう。
お風呂上がりに頭皮をマッサージで血行を促進するのも良いです。

以上、産後の抜け毛の原因や対処法についてご紹介しましたが、産後の脱毛は1年くらいで目立たなくなってくると言いますし、一過性のものなので必要以上に気にしすぎないようにしましょう。
もし抜け毛が1年以上続くようなら、その際は医師に相談してみましょう。