生理不順の原因と妊娠への影響が知りたい!

多くの女性が月経周期(げっけいしゅうき)のばらつきを経験したことがあるのでがないでしょうか?
月経の周期が不安定だと、いつ生理になるか予想ができないので、妊娠計画や旅行などの計画も立てにくいものとなってきてしまいます。
特に妊娠活動中の場合は、妊娠しやすいタイミングが把握しにくいので頭を悩ます場合も。

まずは月経周期の乱れ、いわゆる生理不順がどうして起こるのか、原因を理解し予防の対策をしていくことが重要になってきます。
今回は、生理不順が起こる原因や対処法、生理不順が妊娠に影響するのかどうかというところをご紹介します。
※「月経(医学的な呼び方)」は普段「生理」と呼ばれることが多いので、本記事内では「生理」という表現で記載します。

生理が起こるメカニズムは?

そもそも、どうして生理が起こるのでしょうか?
生理とは約1カ月の限られた周期で、妊娠の準備を整えていた子宮内膜が、出血を伴いながら剥がれ膣から身体の外へ排出されることです。

生理が起こる際に、女性の身体の中で下記の2つのホルモンの分泌に変化がみられ、このホルモンのバランスによって生理が起こります。

◆卵胞ホルモン(エストロゲン):子宮や子宮内膜を成長させ、乳房のふくらみをつくり女性らしさを作りだす。
◆黄体ホルモン(プロゲステロン):赤ちゃんが着床して育つ場所、おふとんの役割を担う子宮内膜の状態を整える。

生理の周期(月経周期)は、生理の始まった日から次の生理が始まる前の日までの期間を指します。
周期には個人差がありますが、一般的にその周期は25日~38日くらいと言われています。

生理の周期は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの変化によって、大きく4つに区切られ、下記のような順番で構成されています。
FireShot Capture 28 - 生理周期や体の変化など、生理のしくみを知ろう!|生理用品のソフィ - http___www.sofy.jp_library_02-1.html 参照:生理の基礎情報 ユニ・チャーム

・生理(月経)開始から終わりまでの「生理期」
 妊娠が成立しなかった場合、子宮内膜が不要になり剥がれ落ちて月経血として体外に排出されます。

・卵胞が成長する「卵胞期(増殖期)」
 卵胞ホルモンの刺激を受けて、卵胞が成長し成熟卵胞に発育します。

・排卵が行われる「排卵期」
 脳下垂体から卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの分泌の影響によって、成熟卵胞から卵子が排出されます。

・受精卵が着床する「黄体期(分泌期)」
 黄体ホルモンによって子宮内膜は厚みを維持し、妊娠に適した状態になります。

妊娠が成立しなかった場合は、また次の生理が来てこの順の周期で進むという仕組みになっています。
このサイクルの、子宮内膜の増殖・剥離によって生理が起こります。

生理不順とは?

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生理不順とは、一般的に正常な生理周期(25~38日)を外れて、周期が長い・短いなどと安定しないものや、日数の変動が大きかったりと言うものを指します。
生理周期が24日以下の場合には頻発月経、39日以上の場合には稀発月経と呼ばれているようです。
3ヶ月以上生理がこない場合には無月経となり、こちらも生理不順の一つとされています。

生理周期は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌によってコントロールされていますが、このホルモンは生活環境やストレス、体調などの影響を受けやすいため生理周期にも変化が起こります。

◆頻発月経(ひんぱつげっけい)
頻発月経は、無排卵(ホルモンバランスなどの異常で卵巣から卵子が排出されていない状態)というケースと黄体機能不全(黄体ホルモンを分泌する「黄体」がうまく機能しなくなる病気であり、妊娠するための準備ができない状態に)という2つのケースがあります。

頻発月経が続く場合は、子宮筋腫や子宮ポリープなどの子宮の疾患を抱えている場合もあり、放っておくと不妊の原因となる可能性もあるため、できるだけ早めの治療をオススメします。

頻発月経の原因としては、卵巣の機能低下、ホルモンバランスの乱れ(ストレス、運動不足、食生活、睡眠不足など)です。
ホルモンバランスが乱れてしまうと、卵胞が育つ期間が短くなり、生理周期が短くなってしまいます。


◆稀発月経(きはつげっけい)
遅延排卵(排卵はあるものの、月経から排卵までの期間が普通より長い状態)の場合もあれば、無排卵(排卵がない出血(無排卵性出血))の場合もあります。

稀発月経の原因としては、体質、脳の下垂体や視床下部の機能障害、ホルモンバランスの乱れ、過度のストレス、早発閉経などが影響しているといわれています。


◆無月経(むげっけい)
多くの場合、排卵が起こらずホルモンの機能が低下、あるいはほぼ止まってしまっている状態です。
こちらは、視床下部、下垂体、卵巣、子宮のどこかに問題が起こっている可能性があるので要注意です。


生理不順の原因となるものは?

上記でも記載しましたが、主に下記のような要因で生理不順が起きます。
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身体的・精神的なストレスや過度のダイエット、生活習慣の乱れ(睡眠不足、栄養不足や栄養バランスの乱れ、運動不足、身体の冷えなど)はホルモンバランスの乱れを引き起こし、生理周期に影響を与えます。
その他、甲状腺機能の異常や卵巣機能の低下、プロラクチンの分泌過剰などが原因となることがあるようです。

生理不順の対策や改善策は?

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まず生活習慣を見直し、生理不順の原因となるものを排除します。
私も20代のころに生理不順になりましたが、その際には睡眠時間や日々の食事時間・内容に気を付けたり、漢方やお風呂でのマッサージで身体を温めたりしました。
もし、生活習慣の見直しでも改善がみられないようであれば、生活習慣による生理不順ではない可能性があるので、早めに産婦人科を受診しましょう。

生理不順は妊娠しにくい?

生理不順であっても排卵があれば妊娠は可能です。
しかし、生理不順ではないときに比べると、排卵日の特定が難しいのでタイミングをみての妊娠はしにくい場合があります。
また、卵が十分に発育する前に生理が起こる無排卵の場合や、卵胞の成長が遅くなる場合もあります。
そのため、妊娠を計画している女性は、生理周期を整えて妊娠の準備ができている状態にしておくと良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
生理不順といってもいくつか種類があり、その原因も各々だったことがわかりますね。

生理不順でお悩みの女性は、まずは、ご自身の生理不順の原因を理解し、生理周期を改善していきましょう。
対策や改善方法についても、ご自身にあった方法で心と身体をリラックスさせながら行えるものが見つかると良いですね。
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妊娠を計画している女性は、生理周期を整えて妊娠しやすい身体作りをしていきましょう。
生理周期に不安や疑問がある場合、産婦人科を受診して早めに診てもらうことをオススメします☆