手足口病ってどんな病気?

小さい子供がかかる事が多いと言われる手足口病、聞いたことがあるでしょうか?
その名の通り、手や足、口に症状が現れます。

保育園や幼稚園に通うお子さんのお友達が感染した場合、うちの子も感染するのかなと心配になりますよね。
今回は、手足口病がどんなものか、症状、感染経路、予防方法などをお伝えします☆


手足口病とはどんな病気?

手足口病は、主に夏季に流行し7月にピークを迎える、ウイルス性の感染症です。5a0210aa69b49bac2380f105533576cc_s

病気の原因となるウイルスは「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」で、コクサッキーA16型、A10型、エンテロウイルス71型、その他複数の種類があるので何度もかかる可能性があります。
手足口病の患者のほとんどは5歳未満の小児で、感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を占めているようですが、まれに大人にも感染します。
参照:NIID国立感染症研究所 IDWR 2012年第26号<注目すべき感染症>手足口病


手足口病の症状

潜伏期間があるので、感染してから3~6日後くらいに、口腔内の粘膜や口唇、手のひら、足の裏、足の甲などに2~3mmの水疱性の発疹が現れて、1〜3日間発熱することがあります。
発熱はあまり高熱にならない、高熱になっても続かないケースが多く、発熱自体も約3分の1程度と言われています。
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手足口病に感染しても数日間のうちに治る事が多く、できた水疱は1週間程度でなくなります。
症状がおさまってから1〜2ヶ月後に手足の爪がはがれることがありますが、これは一時的なもので、すぐに新しい爪が自然と生えてくるので心配する事はありません。

しかし、口の中にできた水疱がつぶれてしまってびらんや潰瘍になった場合、痛みをともない、食事や飲みものが摂りにくくなることから、脱水症状を起こすこともあるので注意が必要です。
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また、こちらはまれですが、髄膜炎を伴って重症化したり、脳炎などの中枢神経系の合併症や、心筋炎などのさまざまな症状が出るケースもあるようです。
そのため、こどもが手足口病にかかった場合には、こどもの様子や経過をよく観察し、上記のような合併症に注意をする必要があります。
高熱や頭痛が続いたり、嘔吐を繰り返す視線が合わない、息苦しそう、ぐったりしているなどの症状がでている場合は、できるだけ早く病院を受診しましょう。
参照:厚生労働省  28 手足口病


感染経路は?

手足口病の感染経路は、「飛沫感染:くしゃみや咳などの際に出る飛沫」や、「接触感染:唾液や鼻水がついたおもちゃの貸し借りなど」や「糞口感染:便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染」が知られています。
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保育施設や幼稚園など、手足口病に感染しやすい年齢の子供が集団生活をしている施設では、特に注意が必要です。
私のこども(0歳)と保育園で同じクラスの子が6月に手足口病にかかりました。
他のお兄さんお姉さんクラスの子にも一人手足口病の子がいたらしく、そこから移ってしまったようです。
同じクラスで同じおもちゃも使っているから、うちのこどもも数日後に発症してしまうかな?と思いましたが、今回は特に何も感染はしていなかったようでホッとしました。

また、乳幼児では原因となるウイルスの免疫がまだないため、手足口病に感染すると発病するケースがほとんどです。
症状がおさまった後も口や鼻汁、便からは数週間にわたってウイルスが排泄されると言われているので、おむつなどの交換の際に汚染された手指を介して感染が広がる事もあります。

保育園や幼稚園などへの登園は、発熱(熱が下がってから2,3日経過)や、口腔内の水泡・潰瘍の影響がなく、問題なく普段の食事が摂れるようになったタイミングを目安にしましょう。
同じ園内のお友達にうつしてしまわない(集団感染を引き起こさない)ように気をつける必要があります。


手足口病にかかってしまったときの対処法は?

手足口病に対する予防接種や予防薬はなく、かかってしまった際の特効薬もありませんが、ほとんどの場合は軽い症状で終わるケースが多い病気なので、経過観察を行い症状(発熱、頭痛、発疹・水疱)に応じた治療が中心となります。
口の中の痛みをやわらげるお薬や、粘膜を保護する軟膏などのお薬や、かゆみを緩和するヒスタミンが処方されることもありますが、基本的に軽症の場合は安静にして経過観察となります。

口の中に痛みがあって、普段のように食事を摂りにくい場合は、のどごしの良い少し冷たい飲み物がオススメです。
刺激の少ない、麦茶や湯冷まし、スープ、牛乳などが良いでしょう。

食べ物についても、飲み物同様に刺激が少ないもので、あまりかまずに飲み込めるもがオススメです。
お豆腐や、冷ませたおかゆ、ゼリーやプリンなどが食べやすいでしょう。


手足口病にかからないためにできる事

◆接触感染を予防するために、しっかり手洗いをする。(可能であれば消毒も)
◆うがいやマスクで飛沫感染の予防をする。
◆乳幼児の排泄物(オムツ)などは適切に処理して、その後は必ず手洗いをすることが大事となる。
◆タオルは共有しない。
これらに気を付けて、夏場にピークを迎える手足口病を予防していきましょう。
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まとめ

手足口病とは?症状・原因や予防方法について記載してきましたがいかがだったでしょうか。

小さいお子さんの場合、自分で痛い・つらいなどを伝えることができない場合もあるので、まわりの大人がお子さんの様子・症状に気づいてあげる必要があります。
もし、お子さんが手足口病にかかってしまった場合は、「軽くすむだろう」「すぐ治るだろう」と思わずに、お子さんの症状を注意深く経過観察することをオススメします。
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また、手足口病は子供だけの病気ではありません。
患者の大半が小児ではありますが、抵抗力が落ちた時には大人でもかかる場合があるので注意が必要です。
抵抗力が落ちた大人が感染した場合は、手足に水疱ができたり、高熱が出たり倦怠感が現れたりすることがあるようですので気を付けましょう。

家族が手足口病に感染した場合でも、慌てずに済むようにこの記事が参考になれば幸いです☆

参照:手足口病とは?|知っておきたい!家庭の感染と予防|サラヤ株式会社

参照:日本医師会ホームページ:感染症関連情報>手足口病Q&A