葉酸って知ってる?

第一章
葉酸って知ってる?

  • ねぇ奥さん、葉酸って知ってる?
    いろいろ良い効果があるみたいよ。
  • ようさん?初めて聞くけど、最近引っ越してきた人?
  • いやーね。ようさんは人の名前じゃなくて、栄養素のことよ。
    ビタミンの仲間で、葉っぱの葉に酸性の酸で「葉酸」。
  • あら、そうだったのね。
    で、その葉酸とやらがどうしたの?
    良い効果ってなに?
  • 奥さん、ちょっと前に妊活を始めたって言ってたでしょ?
    あれからどう?
  • そうなのよ。妊活を始めるとは言ったものの、
    具体的に何をいつ始めればいいのかわからなくて……。
  • そうなのね。それならなおさら葉酸について知っておいたほうが
    いいわ。見たところ、葉酸のことも初めて知ったみたいだし。
  • さすが、物知りの葉子さんね。
    妊活に役立つことなら、ぜひ聞きたいわ!
  • 葉酸ってね、ビタミンB群の仲間なのよ。
    ビタミンといえば、私たちにとって美容に欠かせない栄養素よね。
  • そのビタミンB群の仲間である葉酸も、美容に効果があるの?
  • 葉酸は美容というより、どちらかといえば……
    細胞分裂とかDNAとかもっと深いところに効果があるのよ。
  • さ、細胞分裂とかDNAとかね……
    なんだかよくわからないけど。
  • そう?意外とそうでもないわよ。
    つまりお腹の中にいる赤ちゃんにとって大切な栄養素ってこと。
  • なるほど!そう言われるとわかりやすいわ!
    で、どんなふうに大切なの?
  • そうね、例えば先天性奇形の予防とか神経管欠損症の予防に繋がるわ。
    健康で元気な赤ちゃんが生まれてきてほしいなら、積極的に摂取するべきね。
    特に食事とかバランス良く摂れているか不安ならなおさらのことよ。
  • 葉酸1つでいろんなことから赤ちゃんをまもってくれるのね。
  • そうよ。
    赤ちゃんはお腹の中で活発に細胞分裂を繰り返して成長していくわ。
    お腹の赤ちゃんの消化器官の粘膜、赤血球の製造にも葉酸は欠かせないと言われているの。

葉酸が、お腹の中の赤ちゃんをさまざまなことから守ってくれることを知った奥さん。
病気はもちろん奇形といったリスクも抑えることができると言われています。
また生まれてきたあとも、健康で元気に育ってもらうためには葉酸が欠かせません。
すると奥さんは、普段の食事できちんと摂取できるのか不安になってきたようです。
では、葉酸が含まれている食べ物には、どういったものがあるのでしょう?


葉酸とは?


葉酸とは、ビタミンB群の一種に属するもので、水溶性ということもあり水に溶けるタイプの栄養素の一つです。
葉酸は血液を作る働きに関係していて、葉酸が不足することで貧血になることもあります。

貧血の全般が葉酸の不足とはいえませんが、食生活が偏っている今の時代では、体内の葉酸が不足していることで貧血に陥っている人も大勢います。
妊娠中というのは特に貧血になりやすい時期でもありますので、葉酸の力によって貧血を防止するのがオススメといわれています。

では、葉酸にはどんな効果があるのでしょうか?

これだけ有名な栄養素なのに、あまり知られていない葉酸の効果を知っておきましょう。

妊活中や妊娠中に飲んだ方が良い訳とは?

体内の葉酸が不足してしまうと、貧血になるだけでなく受精卵が子宮内膜に根付きにくくなるという症状から子供ができないというような悩みを抱えてしまうことがあります。

葉酸には着床しやすくする効果があり、受精卵が子宮内膜まで到達しやすくなることが分かっており、また、妊娠中に葉酸を摂取することで、赤ん坊が上手く成長できるようになります。

赤ん坊が上手く成長できると、未熟児が生まれる可能性や障害を持って生まれてくる可能性を少なくすることができ、最近の研究では、妊娠初期から葉酸を摂取することで胎児の神経管閉鎖障害になるリスクを軽減できる、ということが分かり、妊娠中は葉酸を摂取した方が良いと勧められます。

これらの効果から、妊活中の人や妊娠している女性には葉酸が良いといわれるのです。
女性にとって重要な栄養素の葉酸ですが、妊娠中に摂取し過ぎることで、副作用などを引き起してしまう可能性はないのでしょうか?

妊娠中の葉酸は1日にどのくらい摂取した方が良い?

一般的な場合、葉酸の1日の摂取量は200マイクログラムといわれています。

しかし、妊娠初期の段階は多くの葉酸が必要となり、赤ん坊の成長や発育を促す必要があるため、1日の摂取量を400マイクログラムまで上げた方が良いといいます。この数字を見ても分かる通り、一般の人に比べて約2倍の量の葉酸が必要になるということです。

胎児を元気に成長させるためには、それだけ葉酸の栄養が欠かせないということにも繋がります。
400マイクログラムとは気が遠くなる思いがしますが、食材だけに頼らずサプリメントなどを使い、徐々に1日の摂取量である400マイクログラムに近づけられるようにしましょう。

葉酸は1000マイクログラムを超えると過剰摂取になる

毎日食べる食材では、葉酸を摂取できる量に限りがあります。
そのため、妊娠中の女性の多くはサプリメントで葉酸の栄養を補っている人がほとんどでしょう。
食材で、ある程度の葉酸を摂取しサプリメントで足りない分を補うことができれば、赤ん坊の成長を促せるようになります。

しかし、赤ん坊のためだからといって過剰に摂取し過ぎてしまうのは問題です。
食材と合わせて1000マイクログラムを超えてしまうと、過剰摂取となり葉酸を摂り過ぎの状態といわれます。
食材だけで、どのくらいの葉酸を摂取したかを調べ、1000マイクログラムを超えないようにしましょう。
目安としては、1日の摂取量を400マイクログラムに留めることです。
その基準までが、お腹の中の赤ん坊にとって効果的であると考えられます。