葉酸がもたらすママへの効果って?

第三章
葉酸が効果を発揮するのは、赤ちゃんだけじゃない。

  • 赤ちゃんだけじゃないってことは……。
    つまり私自身にも、何か効果があるってこと?
  • そういうことよ。
    どんな効果があるか知りたいって顔ね。
  • もちろんじゃない!
    で、私にはどんな効果があるの!?教えて!ねぇ!
  • ちょ、ちょっと落ち着きなさい。
    今から教えるわ。
    まずいろんな病気の予防に繋がるわ。
  • ・・・・・・。
  • いろんな病気っていうのは、そうね。
    動脈硬化や心臓病、子宮頸がん、肺がん、直腸がん。
    そして貧血予防や母乳の出を良くする効果があるわ。
  • 何も言わなくても聞きたいことに答えてくれた!
    葉酸を摂取するだけで、赤ちゃんも私自身も健康で元気になれるということね!
    葉子さんもいつも健康体で元気いっぱいだけど、もしかして……?
  • 健康体ってあなた……褒め言葉よね?
    もちろん私も毎日、葉酸を摂っているわよ。
    葉酸は、妊活中だけじゃなくて妊娠中や授乳中にも摂るといいと言われているの。
    それに自分がどの時期かによって、推奨摂取量が変わってくるの。
    あと旦那さんと一緒に摂取すると、より効果的とも言われているわ。
  • えっ!私だけじゃなくて夫にも飲ませたほうがいいの?
  • 葉酸は、細胞に働きかけるような栄養素だから別に妊娠する女性だけが飲むものというわけじゃないの。
    実際に男性用の葉酸サプリなどを販売しているメーカーもあるわ。
    もちろん男女兼用で利用できるものもあるみたいだけど。
  • なるほどねー。
    やっぱり両親が健康体のほうが生まれてくる子も健康になれるのね。
  • まぁ、絶対とは言い切れないけど、葉酸を摂取するかしないかで言えば当然摂取したほうがいいと思うわ。
  • でも葉子さん。
    自分がどの時期かによって推奨摂取量が異なってくるのよね?
  • そうよ。
    あなたは、まだ妊娠していない妊活の段階だから、そのステージに合った推奨量を摂取したほうがいいわ。



つわりを軽減させる効果もある

妊娠すると体の状態が変化し、ホルモンバランスや毒素の排除などから、多くの女性がつわりの症状に悩まされます。
妊娠中につわりが始まると食事ができない、買い物に出かけられないということがあり、メンタル面が崩れてしまうこともあるのです。
葉酸は、脳神経にアプローチすることで気持ちをリラックスさせる効果があります。
そのため、つわりでメンタル面が崩れている時は葉酸を飲み、安心感を得てメンタル面を安定させられるようにしましょう。

葉酸を摂取することで流産を防止することができる

妊娠した女性は、いつ万が一でも流産するか分からない状況になりますので、常に怯えて生活している人もいます。
流産というのは、22週より前に妊娠が継続できなくなることをいいます。
実際は、胎盤が作られる過程の12週までに流産してしまうケースが高いようです。

流産の多くは胎児の染色体異常や先天性の異常によるもので、先天性の流産に関しては葉酸で予防することが分かっています。
また、葉酸を摂取することで子宮内膜が強化され、受精卵を守る力が強くなるため流産にならないように予防する効果もあります。

妊娠した人の中には、妊活をしていてやっと赤ん坊を授かれたという人もいますので、流産しないように葉酸の摂取を心がけることが大切です。

赤ん坊が自閉症になるリスクを減少させられる

海外の研究では、葉酸を摂取することで自閉症になるリスクを減らせることが分かりました。
ノルウェーでは妊娠する前の段階から妊娠初期にわたり、毎日400マイクログラムの葉酸を摂取するという研究が行われ、生まれた子供が自閉症になるリスクを軽減できたといわれています。
この研究で言語障害や発達障害を引き起こしてしまうことが少なくなり、子供の成長のためには葉酸が欠かせないようになりました。
自閉症のリスクを減らしたいという妊婦さんは葉酸で栄養をたくさん摂り、赤ん坊の成長が正常に行われるように心がけましょう。

産後の子宮に対する回復を促進させる効果がある

葉酸が効果的に働くのは妊娠中だけではありません。
産後であっても、母親の体や赤ん坊に必要な栄養を葉酸で摂取することができます。
出産した後は子宮が傷ついている状態で、体に負担をかけないことが大切です。

しかし、子供の世話をしなければならず体に負担をかけてしまい、なかなか子宮が回復しないという人も多いでしょう。
産後というのは子宮の回復に時間がかかるものですが、その回復を促す効果があるのが葉酸です。
葉酸には細胞分裂を促す働きがあり、新しい細胞を生み出してくれます。

細胞分裂は毎日行われるのですが、葉酸を摂取することで徐々に子宮の傷の治りが良くなっていきます。
ですので、妊娠した後に子宮の回復を早めたい場合は、葉酸をしっかり摂取して回復を促進させましょう。

産後の抜け毛予防もできる

産後は女性ホルモンの分泌量が少なくなることもあり、産後の抜け毛が気になり始めることが多くなります。
産後の抜け毛は産後脱毛症や分娩後脱毛症とも呼ばれ、出産した女性の約7割が体験しているといいます。
産後脱毛症や分娩後脱毛症は出産から2~3ヶ月で正常に戻る人もいれば、1年が経過しても抜け毛が減らないという人もいます。
このような場合は、葉酸を摂取することで産後の抜け毛を改善できるようになります。
葉酸にはタンパク質の合成を促す効果があり、元気な髪を育てられるのです。
また、造血作用で血行を促進して髪に栄養が行き届くように働きかけてくれます。
このように葉酸には髪の毛を生み出す効果が期待できますので、産後の抜け毛に悩んでいる人には特にオススメです。

産後のうつ病予防の効果もある

産後によく見られるうつ病は心の不調と呼ばれていて10人に1人が産後うつにかかってしまうともいわれます。
産後は極端な生活の変化により自律神経が乱れることもあり、産後うつになりやすいのです。
産後うつにならないためには、葉酸によって脳の神経細胞をリラックスさせることで精神的に安定させ、

産後うつにかかりにくくしていきましょう。
ですので、既に産後うつになった時や産後うつを予防したい時は、葉酸を摂取して自律神経を安定させなければなりません。

妊娠中や出産後というのは、体の変化によって今まで通りの通常の生活が遅れなくなってしまう方が多いのです。
そんな体の変化や心の乱れを改善させられるのが葉酸です。
妊娠している時や出産後に、葉酸によって得ることができる効果は絶大なものがあります。
葉酸には胎児の成長を促し、健康的に成長させられる効果もありますので、妊娠中には欠かせない成分となっています。
また、産後の子宮回復や抜け毛予防、うつ病防止以外にも、母乳の出を良くすることもできます。

母乳が出なくて困っている人や赤ん坊を母乳で育てたいという人は、
葉酸をたくさん摂取することで栄養価の高い母乳が出るようになるでしょう。
栄養価の高い母乳で育った赤ん坊は免疫力が強くなり、脳や身体の発育が正常に行われるようになっていきます。


葉酸は、赤ちゃんだけでなくお母さん自身にも良い効果をもたらします。
例えば、動脈硬化、子宮頸がんなどのがんの予防にも繋がるのです。
元気で健康な赤ちゃんが生まれてきても、自分自身が病気になってしまってはいけません。
葉酸を摂取することで、母子ともに健康な体を手に入れるようにしていきましょう。
また妊活中、妊娠中、授乳中など、自分がどの段階かによって推奨摂取量が変わります。
妊活中である奥さんは、一体どれくらいの葉酸を摂取しないといけないのでしょうか?